【寄り付き概況】
28日の日経平均株価は小動きで始まった。始値は前日比20円87銭安の3万8879円15銭。
前日の米国株市場がメモリアルデーの祝日のため休場だったことから手掛かり材料難が意識され、足もと方向感がつかみにくい。ただ、前日の欧州株市場ではドイツ、フランスなど主要国の株価指数が総じて上昇したことでリスクオフの地合いにはなりにくい面がある。
外国為替市場では1ドル=156円台後半の推移で円安水準がキープされていることも相場の下支え材料となる。取引時間中は米株価指数先物や為替の動向を横にらみに不安定な値動きとなることも考えられるが、比較的狭いゾーンでのもみ合いが予想される。
ファストリやソフトバンクグループ(SBG)が上昇して相場を支えている。もっとも、積極的に日本株を買う新規の材料を欠き、方向感のない動きとなっている。
東証株価指数(TOPIX)も小動き。
個別では、東エレク、アドテスト、ダイキン、ファナックが安い。半面、TDK、信越化、富士フイルムが高い。
