「晴れた日には・・・」
今月1日以降の降雨は21日連続で止まった。
1977年に記録した観測史上最長の「22日連続」に次ぐ歴代2位の記録となった。
久々に朝から快晴の日の株価はプラス展開。
天気と株価の因果関係はないが、以前は晴れの日の株高アノマリーが囁かれたこともあった。
サイコロは依然として2勝10敗。
過去12日で2回だけ上昇、過去10日で1回だけ上昇。
そんな頻度で訪れる上昇は「お久しぶり」という印象。
2勝10敗となるのは2016年1月21日以来
翌日の日経平均は前日比941円高と大幅反発を記録。
2012年末の第2次安倍晋三政権の発足以降では3回目だという。
米国は軍事増強に傾斜というのが最近の観測。
軍事介入に消極的とされる最側近のバノン首席戦略官の解任。
そしてアフガニスタンでのテロ戦強化。
昨日のNYで国防関連大手のボーイングが2%上昇。
一方、金融大手のJPモルガン・チェースは1%高。
「株式市場の動きからは、軍事に軸足を移す政権の質の変化がうかがえる」と指摘。
一方で大統領の権限で力を発揮できる外交・安保に重心が移ってきた」という声がある。
米大統領選挙から8月21日までに一貫して上昇しているのは、軍事関連のボーイング。
昨年11月9日から国防予算を増額した5月22日までは27%高。
5月22日から8月22日までは31%高。
ノースロップ・グラマンは3%高から9%高。
「新たなトランプ相場は軍事関連や人手不足を受けたロボティクスなどの省力化銘柄」。
この流れは止まらないのかも知れない。
↓
大統領選から5月22日まで 5月23日以降
◎軍事・防衛関連
ボーイング 26.59% 30.53%
ロッキード・マーチン 9.30% 10.02%
ノースロップ・グラマン 2.95% 9.37%
ゼネラル・ダイナミクス 22.00% 1.76%
レイセオン 9.87% 11.19%
三菱重(7011) 7.53% ▲5.99%
日立(6501) 32.53% 7.05%
◎インフラ投資
キャタピラー 12.16% 13.23%
バルカン・マテリアルズ ▲3.51% ▲9.27%
コマツ(6301) 23.26% 5.49%
日立建機(6305) 26.25% 11.74%
三菱マ(5711) 11.13% 18.72%
◎金融
JPモルガン・チェース 15.63% 8.10%
三菱UFJ(8306) 38.73% ▲3.95%
◎トランプ氏が名指し批判
アマゾン・ドット・コム 25.75% ▲0.39%
トヨタ(7203) 8.84% 2.35%
◎トランプ氏と関係良好
ソフトバンク(9984) 41.71% 1.73%
(櫻井)。
