値下がり優勢、新興市場に投資資金が向かいづらく

 
東証グロース市場は前日の米国株式市場では、半導体大手のエヌビディアが上昇したものの「新興銘柄への波及効果は見られない」と、寄り付きから軟調な展開となった。東京株式の取引時間終了間際には10年国債利回りが1.075%に達するなど金利の上昇ペースが速まっており、「新興株には影響が大きい」として、グロース250は引けにかけて下げ幅を拡大して取引を終えた。東証グロース市場250指数は大幅安となり、年初来安値を更新した。
グロースCoreとも下落。日本、米国の金利がいずれも上昇しており、新興市場に投資資金が向かいづらくなっている。
 
値上がり銘柄数92、値下がり銘柄数461と、値下がりが優勢だった。
 
個別ではAHCグループ、GLOEがストップ高。すららネット、アイズ、アスタリスクは一時ストップ高と値を飛ばした。ビリングシステム、クオリプス、インテグラル、GMO TECH、サイジニアなど10銘柄は年初来高値を更新。トリプルアイズ、トラース・オン・プロダクト、リグア、ミクリード、コンヴァノが買われた。
 
 一方、イシン、FRONTEO、アスカネット、ベースフード、LAホールディングスなど69銘柄が年初来安値を更新。ビジネスコーチ、Birdman、ビザスク、セキュア、東京通信グループが売られた。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次