Market Data
——————————————–
【日経平均】
38556円87銭(▲298円50銭=0.77%)
——————————————–
【TOPIX】
2741.62(▲26.88=0.97%)
——————————————–
【グロース250】
603.35(▲15.71=2.54%)
——————————————–
【プライム売買高】17億9926万株(△2億9879万株)
——————————————–
【売買代金】4兆3727億円(△6483億円)
——————————————–
【値上がり銘柄数】249(前日:631)
【値下がり銘柄数】1371(前日:955)
【新高値銘柄数】86(前日:102)
【新安値銘柄数】181(前日:60)
【25日騰落レシオ】101.74(前日:100.00)
——————————————–
29日の日経平均株価は続落し、終値は前日比298円50銭安の3万8556円87銭だった。
朝方はアドバンテストなど半導体関連の一角に買いが先行した。株価指数先物に短期筋の買いが入ると、日経平均株価の上げ幅は300円に迫る場面もあった。
しかし、長期金利は前日比0.035%高い1.070%と、2011年12月以来、約12年5カ月ぶりの高水準をつけた。
長期金利が上昇し、PBR(株価純資産倍率)の高い銘柄に売りが膨らんだ。午後に入ってからは海運など前日まで堅調だった銘柄群にも売りが出て、日経平均は下げ幅を広げた。結局は300円近い下げで取引を終えている。
東京株式市場は米ハイテク株高への反応は一時的でかえって3万9000円台の上値の重さを印象付ける1日となった。主因は長期金利で本日は一時1.070%と2011年12月以来の高水準をマーク。金利上昇圧力が収まりそうでなかなか収まらない。
テクニカル的には、きょうは弱いながらも節目の3万8500円や25日線(3万8423円、29日時点)は下回らなかった。足元では一方、弱気に傾きそうな局面では底堅く推移しており、あすは弱材料には一定の耐性を示すと予想する。ただし、25日線を明確に割り込んでしまうようだとチャート形状が悪化する。3万8500円近辺で踏みとどまることができるかが注目される。
■上値・下値テクニカル・ポイント(29日現在)
40815.66 新値三本足陽転値
39876.74 ボリンジャー:+1σ(13週)
39785.96 ボリンジャー:+3σ(25日)
39713.19 ボリンジャー:+1σ(26週)
39331.90 ボリンジャー:+2σ(25日)
38902.43 均衡表転換線(日足)
38894.52 13週移動平均線
38894.09 75日移動平均線
38877.84 ボリンジャー:+1σ(25日)
38779.78 6日移動平均線
38715.14 均衡表転換線(週足)
38582.17 均衡表雲上限(日足)
38556.87 ★日経平均株価29日終値
38471.19 均衡表雲下限(日足)
38423.78 25日移動平均線
38085.11 均衡表基準線(日足)
37969.73 ボリンジャー:-1σ(25日)
37912.30 ボリンジャー:-1σ(13週)
37515.67 ボリンジャー:-2σ(25日)
37260.05 26週移動平均線
37061.61 ボリンジャー:-3σ(25日)
36930.08 ボリンジャー:-2σ(13週)
36646.57 均衡表基準線(週足)
35947.86 ボリンジャー:-3σ(13週)
35225.11 200日移動平均線
ローソク足は前日終値を超える水準まで上ヒゲを伸ばした後、陰線を引いた。終値は下向きの5日移動平均線を下回ったが、株価下方で緩やかな上昇を続ける25日線を割り込む場面はなかった。一目均衡表では、終値は雲中にとどまった。明日30日の雲上限は本日終値より25.30円上の38582.17円にあり、雲上限突破による三役好転の完成が引き続き視野に入る。ただ、基準線と転換線が横ばいで方向感が定まらない中、週明け6月3日の「変化日」が接近しており、株価がもみ合いを脱して上下どちらかに放れる可能性に留意が必要となろう。
目次
