【寄り付き概況】
3日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比247円05銭高の3万8734円95銭。
前週末の大幅高に続き戻り足が継続している。前週末の欧米株市場が総じて好調で、特に米国株市場ではNYダウが570ドルあまりの約1年ぶりとなる急伸をみせたことで、これに追随する動きとなっている。
米国では発表された4月のPCEデフレータが総合指数、コア指数ともに3月と同水準で事前の市場コンセンサスと合致したことで投資家のセンチメントが改善した。米長期金利が4.50%前後まで低下しており、東京株式市場でも足もとリスクを取る動きが優勢となっている。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、日経平均への寄与度が高いファストリやソフトバンクグループ(SBG)が上げている。三菱UFJなどの銀行株のほか、保険株の上昇も目立つ。一方、ソシオネクスやディスコなど主力の半導体関連の一角はさえない。第一三共も安い。
