日経平均株価の予想レンジは、1万9300円-1万9500円を想定する
イベント前でもあり、日本株も大きな動きは出づらいと想定される。
ジャクソンホール会合でのイエレンFRB議長の講演やドラギECB総裁の講演内容を確認したいとして、見送りムードが広がりそうだ。
テクニカル面では200日線(1万9285円、24日時点)が注目点。ここを割ってしまうと強いサポートとなりそうな水準がしばらく見当たらない。逆にしっかり反転すれば、長期の節目が支えとなり、その先の上昇をサポートする展開も期待できる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(24日終値109円26-27銭)と円安に振れている。為替相場の落ち着きから、輸出関連銘柄に買い戻しの動きもありそう。
ただ、北朝鮮ではきょう25日が、故金正日総書記が軍事優先の指導を開始した記念日とする「先軍節」にあたることから、ミサイル発射など軍事的な挑発行為を行う恐れもあり、注意したい。
1万9405のシカゴ日経平均先物円建て清算値は、24日の大阪取引所終値比85円高の1万9405円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り800万株、買い320万株で、差し引き480万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、食品、機械、通信、銀行など。買いセクターに、化学、不動産、機械、電機、薬品など。
【好材料銘柄】
■エラン <6099>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■カドカワ <9468>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.68%にあたる250万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月28日から12月29日まで。
■ビジネスブレイン太田昭和 <9658>
上期経常を4.2倍上方修正、通期も増額。子会社グローバルセキュリティエキスパートが兼松エレクトロニクス <8096> と資本業務提携。情報セキュリティ分野におけるコンサルティングなどで連携する。
■ジー・スリーホールディングス <3647>
17年8月期の経常利益(単体)を従来予想の2.9億円→5.8億円に2.0倍上方修正。販売用資産として取得した未着工太陽光発電所の権利を保有する合同会社出資持分の一部を売却するほか、売電収入が想定より伸びることがなどが寄与。
■山王 <3441>
「導電性微粒子及び導電性微粒子の製造方法」について特許を取得。同特許は産業技術総合研究所と実用化に向け研究・開発中の「銀めっきアクリル粒子」を製造するための基本技術。
■ブロードバンドタワー <3776>
Keychain社とフィンテック・IoT分野で包括的戦略提携。
■フルッタフルッタ <2586>
味の素トレーディングとタイにおけるアサイー商品の販売に関する取引基本契約を結んだ。タイ市場開拓に着手する。
■アセンテック <3565>
GPUの最先端企業、米エヌビディアとパートナー契約を締結。シトリックス製品や関連するハード・ソフトウエア製品に加え、エヌビディア製品をワンストップで提供することが可能となる。
【主な経済指標・スケジュール】
25(金)
【国内】
7月消費者物価指数(8:30)
8月東京消費者物価指数(8:30)
7月企業向けサービス価格指数
《決算発表》
H.I.S.
【海外】
独8月Ifo景況感指数(17:00)
米7月耐久財受注(21:30)
米カンザスシティ連銀主催のジャクソンホール会合でドラギECB総裁、イエレンFRB議長が講演
休場:インド
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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