値下がり優勢、利益確定売り

 
東証グロース市場は個人投資家を中心とする利益確定売りが優勢となった。
日銀の追加利上げ観測を背景にした国内長期金利の上昇で主力銘柄の一角が下落した。半面、直近の新規株式公開(IPO)銘柄の一部が個人投資家を中心とした買いで大きく上昇した。
 
市場では「キリスト教の復活祭休暇期で海外投資家の参加が少ない中、個人投資家の売買が大勢を占めている。ここ最近は強い地合いが続いてきた中、年度初めに利食い売りを出しておこうという個人が多い」との声が聞かれた。
グロース250とグロースCoreは下落。東証グロース市場250指数の終値は前週末比11.83ポイント(1.58%)安の734.62だった。
ウェルスナビ、アイスペースが下落した。一方、トライト、カウリスが上昇した。
値上がり銘柄数154、値下がり銘柄数380と、値下がりが優勢だった。
 
個別では、地域新聞社、TORICOがストップ高。総医研ホールディングス、キャリアは一時ストップ高と値を飛ばした。ツクルバ、ファンデリー、BRUNO、トラストホールディングス、バルニバービなど16銘柄は年初来高値を更新。エフ・コード、トライト、アジアクエスト、ブルーイノベーション、JIG-SAWが買われた。
 
一方、ENECHANGEがストップ安。Lib Work、アドバンスト・メディア、カオナビ、ドリーム・アーツ、ペルセウスプロテオミクスなど12銘柄は年初来安値を更新。ヘッドウォータース、関通、グッドスピード、プレイド、コンヴァノが売られた。
 
 

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