【寄り付き概況】
2日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比89円50銭高の3万9892円59銭。
前日の米国株市場では米長期金利の上昇を嫌気して景気敏感株などが売られNYダウが3日ぶり反落となったが、大手IT株が買われたことで、ナスダック総合株価指数は小幅ながら上昇して引けた。
半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も堅調だったことで、東京株式市場でも同関連株に追い風となる。
また、前日に日経平均は一時600円を超える急落に見舞われるなどオーバーシュート気味に売られた反動もあり、きょうは値ごろ感からの買い戻しを誘発しやすい。外国為替市場でドル高・円安方向に振れていることも、ハイテクセクターの株価にポジティブに作用しそうだ。
外国為替市場で円相場は1ドル=151円台後半まで下落している。前日夕に比べて円安・ドル高となっており、トヨタなど輸出関連株の支えとなっている。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、ファストリや日東電工、豊田通商が上昇している。三菱UFJなど銀行株も高い。一方、TOTOや楽天グループ、太平洋セメが下落している。
