9日の日経平均は続伸。
終値(3万9773円)では、5日線(3万9467円、9日時点、以下同じ)を大きく上回り、25日線(3万9753円)も上回った。3月27日からきのうまでは続伸、続落がなく、上昇と下落を繰り返していた。それだけに、3桁の上昇が2日続いたことは、地合いの好転を期待させるだろう。
あす10日に3月消費者物価指数(CPI)の発表やFOMC議事録の公表が控えている。本日の米国株も前日同様に様子見ムードが強まりそう。
ただ、日本株はきょうの日経平均が大きく上昇したことから、あすは材料難であったとしても指数の振れ幅が大きくなる可能性がある。
きょうの大幅高が投資家心理の改善につながってもう一段買われるようなら、下振れへの警戒が大きく後退する。一方、きょうの反動で大きく下げてしまうようだと、手掛けづらさが強烈に意識される。今の日本株が上に行きたがっているのか、そうでないのかを見定める1日になる。良い流れが発生しつつあるだけに、3連騰で上方向への勢いを強めることができるかに注目したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(9日現在)
41996.56 ボリンジャー:+2σ(26週)
41884.33 ボリンジャー:+2σ(13週)
41734.63 ボリンジャー:+3σ(25日)
41074.35 ボリンジャー:+2σ(25日)
40414.07 ボリンジャー:+1σ(25日)
40199.33 ボリンジャー:+1σ(13週)
39773.13 ★日経平均株価9日終値
39753.79 25日移動平均線
39735.73 均衡表転換線(日足)
39679.57 均衡表基準線(日足)
39529.36 6日移動平均線
39135.93 均衡表転換線(週足)
39093.51 ボリンジャー:-1σ(25日)
38862.97 ボリンジャー:+1σ(26週)
38797.51 新値三本足陰転値
38603.00 均衡表雲上限(日足)
38514.32 13週移動平均線
38433.24 ボリンジャー:-2σ(25日)
37772.96 ボリンジャー:-3σ(25日)
ローソク足は小陽線で終了。上ヒゲのない陽の大引け坊主を示現して強い買い意欲を窺わせた。終値は25日移動平均線をわずかに上回ったが、25日線は5日線とともに下降を続けて調整色を残した。東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)が121.02%と過熱ラインの120%を超えた点にも留意が必要となろう。
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