今週はユーロ/ドルの動向に注目

[概況]

先週末に行われたジャクソンホールでの会議ではイエレンFRB議長が早期利上げに言及しなかった事でドルは売られる一方、ドラギECB総裁はこれまでのユーロ上昇に対する牽制発言を行わなかった為にユーロが買われた。
 
ユーロは対ドルで2日以来の1.19ドル台に乗せ、対円では16日以来となる130円台に乗せる上昇となった。この流れを受けて今週はユーロ/ドルが2015年1月2日以来となる1.2ドル台を付ける場面があるのかどうかに注目している。
 
今週の米国は29日(火)6月S&Pケースシラー住宅価格指数、8月消費者信頼感指数、30日(水)MBA住宅ローン申請件数、8月ADP雇用統計、第2四半期GDP改定値、31日(木)7月個人所得・個人支出、新規失業保険申請件数、8月シカゴ購買部協会景気指数、1日(金)8月雇用統計、8月ISM製造業景況指数、7月建設支出、8月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、など、多くの指標が発表予定となっている。
 
基本的に週末までは揉み合いを予想しているが、雇用統計の結果次第でユーロ/ドルは1.2ドルから更に上値を伸ばす可能性もあると見ている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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