続急落、北朝鮮ミサイル列島通過リスク回避の流れに

【寄り付き概況】

29日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比130円79銭安の1万9319円11銭。
 
きょう早朝に北朝鮮がミサイルを発射し日本上空を通過して太平洋上に落下、にわかに地政学リスクに対する懸念が高まっている。外国為替市場ではリスクオフの流れを映してドル安・円高が進行、1ドル=108円台前半まで円が買われ、足もとも1ドル=108円台後半の推移となっており、主力株中心に逆風は強い。
 
日経平均は8月中旬以降下値模索の動きを続けており、値ごろ感は出ているものの、目先は外部環境面からリスクを取る動きは限定的とみられている。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、水産、建設を除き安い。値下がりで目立つのは保険、石油、銀行、紙パルプ、証券など。
 
個別では、三菱UFJ、三井住友が安く、野村、東京海上も軟調。任天堂、KLab、村田製、ソニー、キーエンス、トヨタ、スズキが下押している。ソフトバンクGが弱含みで、ファーストリテ、7&iHDなど売られている。
半面、大成建、大林組が上伸し、JR東海は堅調で、アサヒ、キリンHD、JTはしっかり。NTTドコモ、東エレク、信越化、HOYAは底堅い。
 
225先物はHSBC・みずほ・GS・クレディが買い越し。
JP・モルスタ・ソジェン・アムロ・ドイツが売り越し。
TOPIX先物は日興・UBS・クレディ・GS・大和・アムロが買い越し。
モルスタ・JP・ドイツ・メリル・ソジェン・パリバが売り越し。
 
テクニカル的には、ショーボンド(1414)、林兼(2286)、アウトソ(2427)、ニッケ(3201)、日本管理(3276)、日コークス(3315)、三菱ケミ(4188)、旭有機(4216)、ゼリア(4559)、中国塗(4617)、東海カ(5301)、サンコール(5985)、モリテック(5986)、ヤマシン(6240)、日樹工(6293)、アネスト(6381)、ユーシン(6985)、エフテック(7212)、ドウシシャ(7483)、日ライフ(7575)、日MDM(7600)、東リ(7971)、ミズノ(8022)、菱洋エレ(8068)、木曽路(8160)、日ガス(8174)、アクリーティブ(8423)、アイザワ(8708)、アニコム(8715)が動兆。
 

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