アイルケ路線復活?

 「アイルケ路線復活?」

NY株式市場は上昇。
好材料は市場予想を上回った第2四半期のGDP改定値。
年率換算で前期比3.0%増と速報値の年率換算2.6%から上方修正。
「個人消費と設備投資の底堅さを反映した」と解釈された。
北朝鮮問題やハリケーン「ハービー」による不透明感に勝ったことになる。
またADP雇用レポートで民間部門雇用者数は23.7万人増と市場予想18.3万人を上回って着地。
今年3月以来5カ月ぶりの大幅な伸びとなったこと好感。
52週高値更新は376、52週安値更新は245。
3市場の売買高は約51.2億株で依然低調だった。
10年債利回りは2.145%とほぼ変わらず。
ドルは幅広い通貨に対して上昇。
ECBによるユーロ高是正思惑が台頭。
また経済指標の強さから明日の雇用統計への期待感が高まったとの観測。
「非農業部門雇用者数が予想をわずかに上回っただけでもドルに強気のムードが広がるかもしれない」。
そんな声も聞こえる。
ゴールドマン・サックスは「ハービー」の影響を踏まえ、
連邦政府機関が閉鎖する確率を50%から35%に引き下げた。
ヒンデンブルグ・オーメンの点灯は一体何処へ行ったのかという印象。
VIX(恐怖)指数は11.22まで低下。
 
「相場はこう着ではなく、一度下に振れなければ戻らない」。
そんな格言があるかどうかは不明。
しかし北朝鮮ミサイル問題で一度下に振ったからこその19500円台回復という見方もある。
日経平均は火曜の下げ分にお土産をつけて143円高。
「火曜とは真逆のトレードとなった。
東証第1部市場の売買代金は2兆2000億円に膨らんだ。
しかしPX400の銘柄入れ替えに伴う商いという特殊要因の影響。
売り方が踏まされて買い直した」という声も聞こえる。
水曜のドル円は109円台に切り返し。
東京時間では110円台でNYでも110円台キープ。
日経平均が上放れたことで火曜の日足が捨て子線に。
「200日線に突っかけての切り返しだから、いったんは目先底となる可能性が出てきた」。
そんな素敵な指摘もある。
225先物大証夜間取引終値は日中比60円高の19565円。
8月月足陽線基準19985円にはまだ遠いが、一応反騰モード。
月ごとのアノマリーを今年に当てはめれば3月下落→5月上昇。
4月上昇→8月下落。
今のところこの動き。
この先は7月下落→10月下落が控えている。
もしそうなると10月下落→翌年2月下落。
あまりよくないリズムではある。
25日線(19724円)からの乖離はマイナス1.1%まで縮小。
サイコロは4勝8敗で33.3%まで回復。
騰落レシオは102.97%まで上昇した。
8月25日現在の裁定買い残は795億円減少の1兆4376億円。
売り残は687億円増(5週連続増)で4097億円。
信用評価損率はマイナス8.95%と好転した。
6週連続安の日経平均が7週ぶりにプラスになるには19452円キープが必要。
これは明日まで持ちそうな気配。
ボリンジャーのマイナス1σが19461円でサポートになってくれるだろう。
期待したいのは日経平均ではなくTOPIX。
25日線(1614.2ポイント)を上回ってくれれば9月反転の御旗になる気がする。
 
9月以降相場を明るくしてくれそうなのは日経朝刊の連載小説。
400回以上続いてきた「琥珀の夢」は来週で終了。
このところの省略の多い尻切れトンボのような書き方から想像はしていたがいきなり終わり。
全く濡れ場がなかったことが心残りでもあった。
9月6日からは林真理子氏の「愉楽にて」がスタート。
「主人公は大手製薬会社の副会長、久坂。
美術品の収集に熱中する一方で、多くの女性との恋愛を楽しんでいます。
東京、京都、シンガポールを舞台に、美と愛に溺れる数寄者を描いたエンターテインメント小説です」。
だとすれば、「化粧・アイルケ」路線や「甘苦上海」路線の復活のような気がする。
「毎朝、新聞の上で絢爛たる贅沢な世界をつくりたい」。
この筆者の言葉の意味するところはどこなのだろうか。
久々に日経朝刊が渡辺淳一路線や高樹のぶ子路線に戻って欲しいもの。
渡辺氏の作品は「いま一つさえない中年男が、魅惑的な女性と出会う。
その女性にのめりこみ、二人で深みにはまっていくというパターン」との評。
今回の林真理子氏の表現。
「私の書く主人公は、虚無とも呼べない心の平坦を恋愛で埋めていこうとする男性だ」。
ちなみに渡辺淳一氏が日経朝刊に連載をすると日経平均は5000円上昇したのが歴史だった。
 
興味深いのは北朝鮮ミサイル発射と首相動向。
首相が公邸に泊まったのは25日と28日。
いずれも翌日早朝に北朝鮮はミサイルを発射した。
日経での書き方は「事前に兆候を察知していたとみられる」。
民進党議員の国会での質問では「普段から公邸に泊まった方が良い」。
野党の質問というのがかなりずれているのがよく分かる。
広告の見出しながら週刊新潮は「小泉純一郎が授けた安倍総理への秘策」。
「山梨県鳴沢村で夏休み中の安倍総理を、森・小泉・麻生の各元首相が囲み爆笑。
会談場所は当代のフィクサーの山荘」と。
8月16日前場の当メルマガで書いたのは・・・。
「頑張ったのは昨日の安倍首相。
17時57分から山梨・鳴沢の日本財団笹川会長の別荘。
集まったのは森元首相、小泉元首相、麻生財務相、茂木経財相、西村官房副長官、荻生田幹事長代理。
そしてフジテレビの日枝相談役ら。
21時30分まで約3時間。
10日ほどの夏休み計画が短縮されたためにこうなったのだろうか」。
 
 
NYダウは27ドル高の21892ドルと3日続伸。
NASDAQ66ポイント高の62165ポイント。
S&P500は11ポイント高の2457ポイント。
ダウ輸送株指数は72ポイント高の9309ポイント。
3市場の売買高は51.2億株と低調。
CME円建ては大証比45円高の19565円。
ドル建ては大証比45円高の19565ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比60円高の19580円。
ドル円は110.34円。
10年国債利回りは2.143%。
非公式外資系5社動向は売り600万株、買い610万株。
金額ベースは13億円の売り越し(2日ぶり)。
売りは商社・食品・機械セクターなど。
買いはその他金融・サービス・精密・陸運セクターなど。
 
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(兜町カタリスト櫻井)

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