5日の日経平均株価は前営業日比11円安の4万97円と3日ぶり小反落した。
恐るべき強さである。前日の米株安を受けて朝方は安く始まった日経平均だが、下値では海外筋とみられる買い注文が押し寄せる格好で容易に下がらない。
後場に入るとひと足先に上昇に転じていたTOPIXに引っ張られる形でプラス圏に浮上する場面も。大引けはわずかに安く引けたものの、値上がり銘柄数が値下がりを大きく上回った。
ここからは、6日にパウエルFRB議長の下院議会証言、7日にECB理事会、8日に米2月雇用統計の発表があり、海外が慌ただしくなってくる。
国内もメジャーSQ週で、色々と気を揉む材料は多い。きょうの日経平均は下落したものの発射台が低く、ローソク足では陽線を形成した。あすはきょうの安値3万9840円を下回ることなく推移できるかが注目される。下回らず4万円より上で値固めが進むようであれば急落に対する警戒が後退し、週後半にかけてもう一段上を試しに行く展開が期待できるだろう。
日経平均株価
始値 39881.73
高値 40226.99(13:24)
安値 39840.34(10:29)
大引け 40097.63(前日比 -11.60 、 -0.03% )
売買高 17億4166万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆1039億円 (東証プライム概算)
■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり小反落も底堅さ発揮
2.前日の米株安を受け半導体関連など売られる
3.下値では押し目買い、建設や銀行などが堅調
4.中小型株強く値上がり数多い、TOPIXは上昇
5.海外投資家の買い観測、売買代金は活況続く
■上値・下値テクニカル・ポイント(5日現在)
43610.34 ボリンジャー:+3σ(13週)
42329.87 ボリンジャー:+3σ(26週)
42094.91 ボリンジャー:+3σ(25日)
41148.50 ボリンジャー:+2σ(13週)
40682.16 ボリンジャー:+2σ(25日)
40097.63 ★日経平均株価5日終値
39652.54 ボリンジャー:+2σ(26週)
39621.90 6日移動平均線
39269.42 ボリンジャー:+1σ(25日)
39233.71 新値三本足陰転値
39204.90 均衡表転換線(日足)
38686.65 ボリンジャー:+1σ(13週)
38001.11 均衡表基準線(日足)
37856.67 25日移動平均線
36975.22 ボリンジャー:+1σ(26週)
36957.48 均衡表転換線(週足)
36443.93 ボリンジャー:-1σ(25日)
36224.80 13週移動平均線
35470.38 均衡表雲上限(日足)
35401.16 均衡表基準線(週足)
高値と安値も前日水準から切り下がったが、上向きをキープする5日移動平均線を下回る場面はなく、ローソク足の陽線とともに4万円以下での買い需要を確認する形となった。右肩上がりの25日線や買いサイン点灯中のパラボリックは短期上昇トレンド継続を示唆しており、本日の小幅安は先週までの5週連続高後の日柄調整と位置付けられよう。
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