値下がり優勢、リスク回避姿勢が強まる

 
東証グロース市場は日経平均株価が一時500円を超える下げ幅となり、投資家のリスク回避姿勢が強まった。日銀が3月にもマイナス金利政策の解除に動くとの観測から国内金利が上昇したことも、高PER(株価収益率)のグロース(成長)株の重荷となった。
グロースCoreは反落。東証グロース市場250指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比9.98ポイント(1.29%)安の765.78だった。
グロース市場上場銘柄の73%が値下がりした。市場では「日銀のマイナス金利解除が近いとの見方が広がり、長期金利が上昇し、グロース銘柄に逆風となった」の見方が出ていた。
グロース市場ではヘッドウォやウェルスナビが下落した。一方、ラボロAIやQPS研究所は上昇した。
値上がり銘柄数136、値下がり銘柄数409と、値下がりが優勢だった。
 
個別では地域新聞社、Kudan、免疫生物研究所、Laboro.AI、WASHハウスなど7銘柄がストップ高。ベガコーポレーション、ジェイドグループ、FFRIセキュリティ、sMedio、rakumoなど20銘柄は昨年来高値を更新。ブロードマインド、アイリックコーポレーション、ファンペップ、AViC、オンコリスバイオファーマが買われた。
 
一方、タカヨシ、ブティックスが昨年来安値を更新。シルバーエッグ・テクノロジー、ソーシャルワイヤー、ハウテレビジョン、YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDR、モビルスが売られた。
 

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