値上がり優勢、新興銘柄にも買いが波及

 
東証グロース市場は16日付の日本経済新聞朝刊は「日銀が18〜19日に開く金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除する見通し」と報じた。日銀の政策修正の思惑がこのところの株式相場の重荷となっていた。日銀は一定の国債買い入れを続ける方針などを示すとも伝わっている。金融政策を巡る不透明感がいったん和らぎ、18日の日経平均株価が大幅高で推移し、新興市場の銘柄にも買いが波及した。
グロースCoreは堅調。東証グロース市場250指数は反発した。前引けは前週末比9.77ポイント(1.35%)高の731.25だった。
グロース市場ではQPS研究所やラボロAI、ヴレインSが上昇した。一方、売れるネットやジャパンMA、エコナビスタは下落した。
値上がり銘柄数348、値下がり銘柄数167と、値上がりが優勢だった。
 
個別ではコマースOneホールディングスがストップ高。メディア工房、BBDイニシアティブは一時ストップ高と値を飛ばした。アジアクエスト、サイバー・バズ、デリバリーコンサルティングなど5銘柄は昨年来高値を更新。Laboro.AI、プロジェクトホールディングス、ELEMENTS、フレクト、pluszeroが買われた。
 
 一方、フロンティアインターナショナル、売れるネット広告社が一時ストップ安と急落した。クラスターテクノロジー、Chatwork、リボミック、オープンワーク、INCLUSIVEなど7銘柄は昨年来安値を更新。ツクルバ、ブレインズテクノロジー、ライトワークス、エコナビスタ、ジェイックが売られた。
 

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