【寄り付き概況】
19日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比117円86銭安の3万9622円58銭。
前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに堅調に推移した。20日にFOMCの結果発表を控え、両指数ともに狭いゾーンで推移したが、エヌビディア<NVDA>が4日ぶりに反発するなど大手IT株が買い優勢となったことで全体相場を支えた。現時点でアドテストや東エレクに材料視した買いは目立たない。
東京株式市場では前日に日経平均が先物主導で1000円を超える急騰をみせたこともあり、足もとで持ち高調整の売り圧力が意識されやすい。
きょう昼ごろに発表される日銀の金融政策決定会合での政策修正の動きはおおむね織り込んでいるものの、引け後の植田日銀総裁の記者会見を見極めたいとの思惑などもあり様子見ムードが強いだろう。
東証株価指数(TOPIX)は一進一退となっている。
個別では、ファストリやテルモ、中外薬が下落している。一方、デンソーや住友不、出光興産が上昇している。
