続伸スタート、米株高や円安基調で

【寄り付き概況】
 

21日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前営業日比507円95銭高の4万0511円55銭。
 
祝日に伴う休場明けとなった東京株式市場だが、週前半のリスクオンの流れが続き、日経平均株価は4万円トビ台半ばを目指す強い動きとなっている。最高値更新が見込まれる状況にある。
NYダウが2営業日合計で700ドル以上水準を切り上げ最高値街道に突入、またナスダック総合株価指数も最高値更新を果たしており、東京株式市場もこの地合いに追随する地合いとなっている。
 
注目されたFOMCではFRBによる今後の利下げ姿勢に変化が見られなかったことで、投資家のセンチメントが一段と強気に傾いた。
 
直近の円相場は1ドル=151円台まで下げる場面があり、トヨタやホンダといった輸出関連株が上昇している。
 
日銀の植田和男総裁は19日の金融政策決定会合後の記者会見で「当面は緩和的な金融環境が継続する」と述べた。市場では「注目を集めていた日米中銀の決定会合が無難に通過し、金融政策の先行き不透明感がいったん後退したことが買い安心感につながっている」との見方があった。
 
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、19日に付けた昨年来高値を上回って推移している。
 
個別では、SUMCOやコマツ、アマダが上昇している。一方、郵船や商船三井など海運株の下げが目立っている。
 
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