米強弱まちまちの経済指標でドル乱高下

[概況]
1日のNY外為市場でドル・円は、109円56銭へ下落後、110円47銭まで上昇し、110円25銭で引けた。
米国の8月雇用統計で非農業部門雇用者数や賃金が予想を下回ったネガティブサプライズを嫌いドル売りが加速した。しかし、その後発表された8月ISM製造業景況指数が予想以上に改善、6年ぶりの高水準に達したため米国経済への自信が回復。ドルの買戻しに拍車がかかった。
 
ユーロ・ドルは、1.1980ドルまで上昇後、1.1850ドルまで反落し1.1862ドルで引けた。米国の低調な雇用統計を受けて一時ユーロ買い・ドル売りが加速した。
そののち、欧州中央銀行(ECB)によるテーパリングの準備が整うのは12月になる可能性があるとの関係筋の話を受けて、9月理事会でのテーパリング観測が後退。ユーロ売りが再燃した。

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