東証グロース市場は、前日の米株式相場が上昇した流れを受け、国内新興市場でも幅広い銘柄に買いが先行した。午前に上昇した東証グロース市場250指数の午後は下げに転じた。日銀は23日まで開いた金融政策決定会合で現行の金融緩和策を据え置いた。もっとも現状維持は想定内だったうえ、金融正常化への地ならしが進んでいるとの解釈が出たことで東証プライム銘柄を中心に利益確定売りが広がり、新興株にも売りが波及した。
グロース250は反落、グロースCoreは続伸。東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比1.97ポイント(0.28%)安の707.28だった。
東証グロース市場ではウェルスナビやJTOWERが下落した。一方、フリーやGENDAは上昇した。
値上がり銘柄数229、値下がり銘柄数307と、値下がりが優勢だった。
個別では、セキュアヴェイル、グッピーズがストップ高。ABEJA、AHCグループ、ジャパニアスは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイグループホールディングス、ドリーム・アーツ、クックビズ、ナレルグループなど6銘柄は昨年来高値を更新。CS-C、メドレックス、ファンデリー、INTLOOP、JIG-SAWが買われた。
一方、アクリート、ステムセル研究所が昨年来安値を更新。ペルセウスプロテオミクス、海帆、VALUENEX、ココナラ、モビルスが売られた。
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