5日の東京株式市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。

日経平均株価の予想レンジは、1万9400円-1万9600円を想定する。
ただ、やや自律反発が意識されやすいだろう。
とは言え、買い手掛かり難の状況が続くなか、北朝鮮による核およびミサイルなどの挑発行為への警戒感から、上値を追いづらい状況であると考える。
4日の米国市場はレイバー・デーの祝日で休場だったこともあり、休場明けの米国市場の反応を見極めたいところであろう。
物色の流れとしてはリスク回避的に値動きの軽い中・小型株に物色の矛先が向かうとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(4日終値109円47-49銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の半ば(同130円26-30銭)と円安に振れ、両通貨に対する円高の動きは一服している。
日経平均先物は大阪取引所のナイトセッションで、4日の終値比60円高の1万9630円だった。
 
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り672万株、買い515万株で、差し引き157万株の売り越し。売り越しは3営業日連続。金額は買い越し。売りセクターに、電気機器、銀行、鉄鋼、医薬品、陸運など。買いセクターに、機械、サービス、電気機器、精密機器など。
 
【好材料銘柄】
■日本ハウスホールディングス <1873>
11-7月期(3Q累計)経常は11倍増益で着地。
 
■マルコ <9980>
「RIZAP型マーケティング」によるテレビCMを10月下旬から放送開始。女性タレントを起用して補整下着の効果を視聴者に知らせる。また、マルコ会員向けに高級ブランドバッグのシェアリングサービス事業を開始。
 
■ピジョン <7956>
今期経常を9%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額。
 
■丹青社 <9743>
上期経常を一転2%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■ソフトフロントホールディングス <2321>
KDDIウェブコミュニケーションズが手掛けるクラウドテレフォニーAPIサービス「Twilio for KDDI Web Communications」の認定パートナーに選定。
 
【主な経済指標・スケジュール】
5(火)
【国内】
10年国債入札
 
【海外】
中国財新8月PMIサービス業(10:45)
豪州準備銀行理事会
米7月製造業受注(23:00)
《米決算発表》
ヒュ-レット・パッカード・エンタープライズ

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