【寄り付き概況】
5日の日経平均株価は前日比25円13銭高の1万9533円38銭と反発で寄り付いた。
東証株価指数(TOPIX)は、1.56ポイント高の1605.11で始まった。
北朝鮮を巡る極東アジア情勢の緊迫化が株式市場にも重くのしかかっているが、足もとは市場参加者の少ないなか下値を売り込む動きにも乏しい。
前日の欧州株市場は総じて軟調だったが下げ幅は限定的、米国株市場はレイバー・デーで休場であり、外国為替相場では1ドル=109円台後半まで円安方向に戻している。
前日に東証1部の9割の銘柄が下落し日経平均は180円強の下落をみせていたこともあって、主力株中心にいったんは買い戻しも入りやすい場面だ。ただ、上値を買う動きも期待しにくく、狭いレンジでのもみ合いを想定する声が強い。
寄り付き時点で業種別では33業種中、21業種前後が高く、値上がり上位に非鉄、小売、輸送用機器、鉄鋼、機械など。値下がりで目立つのは空運、ゴム製品、繊維など。
個別では、トヨタ、ホンダが値を上げ、三菱UFJ、三井住友は堅調。出光興産が高く、東エレク、日立、パナソニック、IHI、KLabは上昇している。
半面、ソフトバンクG、ファーストリテ、ソニー、任天堂などは小幅な下げにとどまっている。ピジョンが値を下げ、大東建はさえない。エコナックHD、野村・村田製、キーエンスが弱含みになっている。
225先物はナティクス・アムロ・GS・UBS・HSBC・三菱・みずほ・メリル・ソジェン・SBIが買い越し。
JP・モルスタ・野村・大和・バークレイズ・ドイツ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はHSBC・パリバ・ナティクス・三菱・みずほ・日興が買い越し。
GS・ソジェン・クレディ・バークレイズ・JP・野村が売り越し。
メジャーSQ前だけに各社枚数は極端に多い。
テクニカル的には、エコナック(3521)、IBJ(6071)、アルバック(6728)、高島(8007)、内田洋行(8057)、Eギャランティ(8771)が動兆。
