値上がり優勢、底堅い展開

 
東証グロース市場は、個人投資家の買いに支えられ、売り先行後に持ち直す底堅い展開となった。市場では「このところ上昇が続いた大型株は過熱感があり、中小型株に出遅れ感に着目した買いが入った」との見方があった。ただ、金利上昇を警戒してグロース250指数は下落する場面もあった。
グロースCore、グロース250はともに上伸。
東証グロース市場250指数の前日比8.98ポイント(1.27%)高の718.85だった。
年明け以降の日本株全体の上昇により「信用取引の評価損益率が改善しており、個人の買い意欲と買い余力は高まっている」とされる。
大型株を買う海外勢の動きが少し鈍り、物色がプライム市場の中小型銘柄に向かう中、新興企業銘柄にも買いが波及した。ただ、日計り商いが中心のためか、上昇した銘柄には売りも出て、グロース市場銘柄の4割はマイナスで終わった。
グロース市場ではカバーやGENDA、ウェルスナビが上昇した。一方、JTOWERやナルネット、モンラボは下落した。
値上がり銘柄数293、値下がり銘柄数235と、値上がりが優勢だった。
 
個別ではブレインズテクノロジー、ペイロール、アルー、キューブ、GENDAがストップ高。インフォネット、サークレイスは一時ストップ高と値を飛ばした。エムビーエス、博展、ジェイグループホールディングス、イントランス、網屋など12銘柄は昨年来高値を更新。イメージ・マジック、ブランディングテクノロジー、ウェルプレイド・ライゼスト、ロジザード、triplaが買われた。
 
 一方、サスメド、Kudan、グッドパッチ、バリュエンスホールディングスが昨年来安値を更新。モンスターラボホールディングス、AHCグループ、アクセルマーク、アジャイルメディア・ネットワーク、エディアが売られた。
 
 

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