今週は、前半堅調、後半軟調で週間では下落した。
週明け22日の日経平均は半導体株買いが盛り上がり、500円を超える上昇。23日には一時36900円台まで水準を切り上げた。
ただ、この日に3万7000円に迫りながら超えられずに失速したことで、以降は上値が重くなった。日銀の金融政策は大方の予想通り現状維持となったが、植田総裁会見から早期のゼロ金利解除が意識されたことから、24日は金融株を除いて幅広い銘柄が売られる展開となった。
25日は場中に大きく下げながらも切り返して小幅高で終えたが、26日は500円近い下落。3万6000円を大きく下回って週を終えた。
日経平均は週間では3週ぶりに反落し、約212円の下落。週足では7週ぶりに陰線を形成した。
来週は、波乱含みの展開か。
30日(火)~31(水)のFOMCが大きな注目を集める。
今回は、政策金利は据え置かれる公算が大きいが、波乱なく通過できるかどうかが焦点となる。早期利下げ期待が高まるようなら、米国主導のリスクオン相場の到来も期待できる。ただ、足元で米国株は高値圏で推移しており、FOMCが利益確定売りを誘うイベントとなる可能性も十分ある。2月相場に突入することから、金曜2月2日には米国の雇用統計が発表される。FOMCが米国株の売り材料となった場合、直後に出てくる雇用指標を前にしては警戒ムードが高まるだろう。
また、日米ともに決算発表が本格化する。個別株だけでなく、長期金利や為替もボラティリティが大きくなると見込まれる中、振れ幅の大きな日々が続くと予想する。
しばらくは、少なくとも6週移動平均線が近づいて来るくらいまでは、3万5500~6000円辺りで日柄調整をするかもしれない。
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
37410.99 ボリンジャー:+3σ(13週)
37123.91 ボリンジャー:+2σ(25日)
36774.93 ボリンジャー:+3σ(26週)
36206.97 6日移動平均線
36177.88 均衡表転換線(日足)
36164.78 ボリンジャー:+2σ(13週)
35875.04 ボリンジャー:+1σ(25日)
35751.07 ★日経平均株価26日終値
35577.11 新値三本足陰転値
35467.32 ボリンジャー:+2σ(26週)
34918.57 ボリンジャー:+1σ(13週)
34762.87 均衡表基準線(日足)
34626.16 25日移動平均線
34594.95 均衡表転換線(週足)
34159.71 ボリンジャー:+1σ(26週)
33736.09 均衡表基準線(週足)
33672.36 13週移動平均線
33377.29 ボリンジャー:-1σ(25日)
33138.21 75日移動平均線
32929.09 均衡表雲上限(日足)
32852.10 26週移動平均線
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