東証グロース市場は短期的な上値の重さから新興銘柄には戻り待ちの売りが優勢だった。29日の米長期金利の低下は、PER(株価収益率)が高い銘柄が多いグロース市場銘柄の支えとなったが、買いは続かなかった。
市場では「少し長い目で見れば、東証プライム市場の銘柄と比べて出遅れた中小型株にも個人投資家の関心が向かいつつある」との見方もあった。
グロース250とグロースCoreは小幅安。
東証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比2.69ポイント(0.38%)安の707.88だった。
グロース市場ではカバーやウェルスナビが下落した。一方、QPS研究所やエレメンツは上昇した。
値上がり銘柄数190、値下がり銘柄数313と、値下がりが優勢だった。
個別ではピアズがストップ高。エムビーエス、博展、ジェイグループホールディングス、イントランス、モルフォなど7銘柄は昨年来高値を更新。QPS研究所、フィーチャ、雨風太陽、ACSL、ライトアップが買われた。
一方、サスメド、Kudan、ヘリオス、property technologies、トレンダーズなど6銘柄が昨年来安値を更新。ニッソウ、ブレインズテクノロジー、サークレイス、スリー・ディー・マトリックス、アルーが売られた。
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