反発359円高、米株高で先物に買い

2日午前の日経平均株価は反発し、前引けは前日比359円22銭(1.00%)高の3万6370円68銭だった。
 
前日のNYダウは369ドル高と上昇し最高値を更新した。米長期金利の低下が好感された。これを受けた、東京株式市場も堅調にスタート。主力の半導体関連株などが買われ、先物が主導する格好で日経平均株価は値を上げ、上昇幅は一時400円を超えた。為替相場は1ドル=146円30銭前後と前日夕方に比べ円高で推移している。
日経平均への寄与度の高い値がさ株が軒並み高となり、上げ幅は一時400円を超えた。
 
前日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が過去最高値を更新した。米長期金利の低下を受けて高PER(株価収益率)の銘柄に買いが入った。米巨大ハイテクの決算について「総じて堅調」との受け止めが広がったことも投資家心理を上向かせた。米ハイテク株高をきっかけに、東京市場でも主力の半導体装置などへの買いが優勢となった。
 
日経平均は伸び悩む場面もあった。外国為替市場で前日夕に比べて円高・ドル安が進み、輸出関連を中心に上値を抑えた。前引けにかけては、日経平均が昨年来高値(3万6546円)が近づいたことによる高値警戒感から、戻り待ちや利益確定の売りが一段の上値を抑えた。
 
後場の東京株式市場は、今晩の米国市場で1月米雇用統計の発表を控えていることから様子見ムードは強まりやすく、日経平均の上値は重くなりそうだ。物色は引き続き決算銘柄に向かうと想定する。

東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは14.68ポイント(0.58%)高の2548.72だった。JPXプライム150指数は反発した。
 
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆4886億円、売買高は9億2291万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は975と全体の6割弱を占めた。値下がりは622、横ばいは59だった。
 
個別では、日経平均への寄与度が高いファストリや東エレク、アドテストが買われた。中国でのオンラインゲームライセンスが承認されたことからネクソンも高い。
 
一方、京セラなど電子部品の一角が安い。中外薬や第一三共など医薬品関連も下げた。あおぞら銀はきょうも大幅安となっている。
 
 
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