東証グロース市場は日経平均株価の上昇で心理が改善した投資家の買いと利益確定売りが交錯し、方向感がなかった。東証プライム市場の大型株に資金が向かう一方、新興市場の銘柄は積極的な買いが見送られた。
グロースCoreは反発。東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比0.78ポイント(0.11%)安の708.96だった。
グロース市場ではQPS研究所やカバー、ABEJAが下落した。一方、エレメンツやジーエヌアイ、フレクトは上昇した。
きょう東証グロース市場に新規上場したウェリタスは公開価格(1000円)の2倍にあたる2001円で初値を付けた。その後も買いが集まり、初値比で制限値幅の上限(ストップ高水準)となる500円高の2501円まで上昇し、取引を終えた。
値上がり銘柄数184、値下がり銘柄数344と、値下がりが優勢だった。
個別ではmonoAI technology、W TOKYO、売れるネット広告社がストップ高。フレクト、ELEMENTSは一時ストップ高と値を飛ばした。エムビーエス、メルディアDC、ドリコム、ビートレンド、シノプスなど12銘柄は昨年来高値を更新。フィードフォースグループ、Ridge-i、インフォネット、ユニフォームネクスト、リベロが買われた。
一方、デリバリーコンサルティングがストップ安。サンクゼール、プロパティデータバンク、アイキューブドシステムズ、カルナバイオサイエンス、キャンバスなど18銘柄は昨年来安値を更新。クオルテック、レオス・キャピタルワークス、アジャイルメディア・ネットワーク、イーエムネットジャパン、ABEJAが売られた。
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