売り買い拮抗、指数の上値は重い

 
東証グロース市場は前日の米株式相場の上昇や日経平均株価が9日に3万7000円台に乗せるなど一段と上昇を強めているのを支えに、新興市場でも買いが優勢だった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測の後退を背景に、前日の米債券市場で長期金利が上昇したのは新興市場の高PER(株価収益率)のグロース(成長)株にとって重荷となり、指数の上値は重かった。
グロースCore、グロース250はともに小じっかり。東証グロース市場250指数の前引けは前日比1.53ポイント(0.22%)高の710.49だった。
グロース市場ではBASE、インフォR、JTOWERが上昇した。一方、カバー、ライフネットが下落した。
値上がり銘柄数256、値下がり銘柄数265と、売り買いが拮抗した。
 
個別では、Institution for a Global Society、ジャパンワランティサポート、コパ・コーポレーション、売れるネット広告社がストップ高。LAホールディングス、ドリコム、シノプス、ウィルズ、ナレルグループなど6銘柄は昨年来高値を更新。クラダシ、Ridge-i、ナイル、monoAI technology、ビートレンドが買われた。
 
 一方、CRI・ミドルウェア、UUUM、勤次郎、Kudan、シンバイオ製薬など14銘柄が昨年来安値を更新。ペットゴー、坪田ラボ、アルー、ピアズ、デリバリーコンサルティングが売られた。
 

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