【寄り付き概況】
13日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は祝日前の前週末比350円94銭高の3万7248円36銭。
日経平均株価は大きく買いが先行し寄り付きで3万7000円台を回復した。足もと先物主導で上値追いが加速している。
前日の欧州株市場が総じて堅調で独DAXは史上最高値を更新したほか、米国株市場でも経済のソフトランディング期待からNYダウが反発し最高値圏を走っている。
ナスダック総合株価指数は利益確定売りで後半値を消したものの、足もと楽観ムードが強い。欧米と比べ相対的に出遅れる日本株はリスク許容度の高まった海外投資家の買いで上値追いに弾みがついている。
ただ、日本時間今晩に予定される1月の米消費者物価指数(CPI)の発表を前に、買い一巡後は上げ幅を縮小する場面も考えられる。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やアドテスト、スクリンが高い。東京海上やMS&AD、SOMPOなど保険株も買われた。一方、取引開始前に23年12月期(前期)の連結純利益予想を下方修正した大塚HDが大幅安。テルモやオリンパスも売られた。
