【寄り付き概況】
20日の日経平均株価は小幅反発で始まった。始値は前日比39円99銭(0.10%)高の3万8510円37銭。
前日の米国株市場がプレジデントデーの祝日のため休場だったことで、手掛かり材料に欠けるなか方向感の見えにくい状況にある。
前日の欧州株市場は高安まちまちの展開だったが、ドイツやフランスの主要株価指数はいずれも史上最高値圏にあり、リスク選好ムードが強い。東京株式市場でも好調な企業業績を背景に1989年の年末につけた最高値3万8915円が視界に入っている。
テクニカル的には目先過熱感が意識されるなかも、個別株の物色意欲は旺盛で相場の下値を支えそうだ。
前週までに主要企業の決算発表を終えた東京市場でも新規の手がかりに乏しく、アドテストなど年初からの相場上昇をけん引してきた半導体関連株の一角にはいったん、利益確定売りが出ている。
一方、医薬や機械、海運株などが堅調で相場の下値を支えている。東証株価指数(TOPIX)は小幅続伸で始まった後、一進一退で推移している。
個別では、ファストリや楽天グループが下落している。三菱商は連日で上場来高値を更新した後、下落に転じた。一方、三菱重やセブン&アイが買われている。第一三共が高い。
