20日の日経平均株価は続落し、終値は前日比106円77銭の3万8363円61銭だった。
最終的には3桁の下落となったが、場中はプラス圏とマイナス圏を行き来して方向感が定まらなかった。相場を動かす手がかりは乏しかっただけに、きょうの下げが投資家のセンチメントを悪化させることはないだろう。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり702/値下がり899。川崎汽船など海運大手3社がそろって上昇。証券会社が目標株価を引き上げた三菱重工が買われた。
一方、レーザーテックやアドバンテストなど半導体の一角が軟調。前日強かった三井物産や三菱商事など商社株が売りに押された。直近で騰勢を強めていた楽天Gが5%を超える下落。株式の売り出しを発表した銘柄が弱かった。
米国では木曜21日に1月開催のFOMC議事録や20年国債の入札など債券市場を刺激しそうなイベントがあるほか、引け後には半導体大手のエヌビディアが決算を発表予定。
休場明けとなるきょう20日の米国株は、これらを前に様子見ムードが強まる展開も想定される。
東京株式市場は金曜23日が休場となることから、あすは大崩れしないことが重要。
あす崩れてしまうと、木曜22日はリスク回避の売りに押されやすくなるでしょう。足元の日経平均は5日線(3万8236円、20日時点)より上での推移が続いているだけに、同水準を意識した動きが見られるかが注目されるでしょう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(20日現在)
39901.46 ボリンジャー:+3σ(26週)
39478.90 ボリンジャー:+3σ(25日)
39083.94 ボリンジャー:+2σ(13週)
38531.21 ボリンジャー:+2σ(25日)
38363.61 ★日経平均株価20日終値
38191.08 6日移動平均線
37835.84 ボリンジャー:+2σ(26週)
37583.52 ボリンジャー:+1σ(25日)
37359.85 均衡表転換線(日足)
37118.16 均衡表基準線(日足)
37077.29 ボリンジャー:+1σ(13週)
36897.42 新値三本足陰転値
36635.83 25日移動平均線
35779.12 均衡表転換線(週足)
35770.21 ボリンジャー:+1σ(26週)
35688.14 ボリンジャー:-1σ(25日)
35070.64 13週移動平均線
34740.46 ボリンジャー:-2σ(25日)
34676.37 均衡表基準線(週足)
34313.81 75日移動平均線
ローソク足は3本連続陰線を引いたが、終値は106.77円(0.28%)安と小幅の下落にとどまり、高値と安値は前日の水準を上回った。株価下方で上昇を続ける5日移動平均線を下回る場面はなく、25日線の上向きキープと併せて大勢での強気相場継続を示唆。東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は97.78%(昨日103.64%)と7営業日連続で90-110%のレンジ内に収まり、日柄調整の進展を窺わせている。
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