東証グロース市場は、割高感のあるプライム市場の大型株を売りグロース市場の銘柄を個別に物色する動きが強く、堅調となった。グロースCoreは反発。東証グロース市場250指数は4営業日ぶりに反発した。終値は前営業日比21.69ポイント(2.92%)高の763.80だった。
個別に急伸する銘柄が目立った。東証プライム市場の銘柄と比べた相対的な出遅れ感も買いに弾みをつけ、指数は午後に上げ幅を拡大した。人工知能(AI)関連銘柄などの上昇も目立った。
市場関係者は「グロース市場上場銘柄の中でも、時価総額の大きい銘柄に積極的な買いが目立った」と話していた。
グロース市場ではヴレインSやウェルスナビが上昇した。一方、QPS研究所や売れるネットは下落した。
値上がり銘柄数403、値下がり銘柄数137と、値上がりが優勢だった。
個別ではデータセクション、シャノン、サイエンスアーツ、JDSC、Kudanなど14銘柄がストップ高。ピクスタ、キャンバス、ELEMENTSは一時ストップ高と値を飛ばした。メルディアDC、海帆、モルフォ、ドリコム、フレクトなど15銘柄は昨年来高値を更新。ヌーラボ、ピアズ、メディア総研、ペルセウスプロテオミクス、Laboro.AIが買われた。
一方、デジタリフトがストップ安。サスメド、カオナビ、Chatwork、シンバイオ製薬、INCLUSIVEなど8銘柄は昨年来安値を更新。売れるネット広告社、ミクリード、フォースタートアップス、QPS研究所、ヒューマンテクノロジーズが売られた。
目次
