堅調展開か

 
 
週明けの日経平均は、2日続伸。終値は前週末比135円高の3万9233円で連日の史上最高値更新となった。前週末の米株高の流れを受けて日経平均は開始から300円近い上げとなったが、前週末に今年2番目の上げ幅を記録しただけに強いながらもそこからは伸び悩む展開となった。一方、内需系や出遅れ株に資金が向かい、指数としてこの日はトピックスやプライムの方が上昇率として上回っている。新興市場にも資金が向かうなど全体に好循環が生まれている。
 
主力大型株の多くが弱く、ローソク足では陰線を形成。それでも一度もマイナス圏に沈むことなく3桁の上昇で終えた。
三連休明けかつ、先週金曜に大きく上昇しただけに、人気どころの銘柄の動きが悪ければ、利食い売りが急がれても不思議はなかった。
しかし、市場は半導体株の下落を冷静に消化した。こういった動きが見られているうちは、日本株は強いと考える。東証プライムの売買代金は5兆円を超えており、高水準の商いが継続している。3万9000円も通過点となる公算が大きいだろう。
 
34年前に形成したバブルの頂(いただき)では日経平均ベースのPERは62.6倍、PBRは5.7倍弱だった。これが前週末時点ではPER16.3倍、PBR1.5倍弱とフローとストック両面の切り口で比べようもなく割安水準にある。特にPBRは依然としてデフレに片足を突っ込んだような状態だ。
刮目すべきは1989年末当時の日米の長期金利で、米10年債が何と7.9%。国内10年債利回りも5.7%強あったが、今は見ての通り1%未満で、日銀のマイナス金利政策解除がいつになるかで喧々囂々(けんけんごうごう)と意見が飛び交う、まるで異次元空間である。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
 
42489.29  ボリンジャー:+3σ(13週)
41089.96  ボリンジャー:+3σ(26週)
40331.32  ボリンジャー:+3σ(25日)
40184.03  ボリンジャー:+2σ(13週)
 
39233.71  ★日経平均株価26日終値
 
39233.24  ボリンジャー:+2σ(25日)
38721.22  ボリンジャー:+2σ(26週)
38652.63  6日移動平均線
38286.09  均衡表転換線(日足)
38157.94   新値三本足陰転値
38135.17  ボリンジャー:+1σ(25日)
37878.77  ボリンジャー:+1σ(13週)
37379.67  均衡表基準線(日足)
37037.09  25日移動平均線
36352.49  ボリンジャー:+1σ(26週)
36040.63  均衡表転換線(週足)
35939.01  ボリンジャー:-1σ(25日)
35573.51  13週移動平均線
34937.88  均衡表基準線(週足)
34840.94  ボリンジャー:-2σ(25日)
34626.31  75日移動平均線
34485.31  均衡表雲上限(日足)
33983.75  26週移動平均線
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次