東証グロース市場は、朝方は高く始まったが、日経平均株価の伸び悩みに歩調を合わせ、下げに転じた。値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回って推移するなど軟調な展開だった。
個人投資家の資金が東証プライム市場の主力銘柄に向かっているほか、市場では「年末の損益通算を目的とした売りが出ている」との見方もあった。
東証グロース市場250指数、グロースCoreはともに続落して終わった。
東証グロース市場250指数の終値は前週末比3.81ポイント(0.56%)安の673.93だった。
グロース市場ではインテグラルやインフォR、ABEJAが下落した。一方、アイスペースやウェルスナビ、QPS研究所は上昇した。
値上がり銘柄数163、値下がり銘柄数376と、値下がりが優勢だった。
きょう東証グロース市場に新規上場したナルネットは公開価格(1040円)を84円(8.07%)下回る956円で初値を付け、終値は初値比56円(5.85%)安の900円だった。
個別ではメルディアDC、パルマ、かっこ、Welby、QPS研究所など7銘柄がストップ高。コラボス、雨風太陽は一時ストップ高と値を飛ばした。ロジザード、テクノロジーズ、S&J、インテグラル、DAIWA CYCLEなど9銘柄は年初来高値を更新。ジェイック、スマサポ、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、バンク・オブ・イノベーション、エスネットワークスが買われた。
一方、アミタホールディングス、ソフトフロントホールディングス、総医研ホールディングス、アマナ、アマガサなど98銘柄が年初来安値を更新。ナイル、メドレックス、マーソ、アイデミー、Birdmanが売られた。
目次
