【寄り付き概況】
27日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比227円12銭高の3万3532円97銭。
クリスマス明けとなった前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数など主要株指数が揃って上昇、来年の早期利下げ期待を拠りどころとする強気優勢の地合いが続いている。
インテルが大幅高に買われたのをはじめ半導体関連株が総じて上昇し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が最高値を更新していることで、東京株式市場でも同関連株には追い風となりやすいだろう。
ただ、リスク選好の地合いながら、きょうは12月の権利付き最終売買日であることから、駆け込みでの損益通算の売りが上値を重くする可能性もある。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
東エレクなど半導体関連株が総じて高い。米通信大手TモバイルUS株1.1兆円相当を無償取得すると発表したソフトバンクグループ(SBG)が一時7%前後上昇し、日経平均を押し上げている。原油高から石油関連株の一角も堅調だ。
他では、レーザーテク、リクルート、INPEXが高い。一方、Jフロントやネクソン、東電HDは安い。
