値上がり優勢、前日の米株高を背景に

 
東証グロース市場は、前日の米株高を背景に日経平均株価が堅調に推移するなか、新興市場でも買いが優勢だった。米連邦準備理事会(FRB)が2024年前半にも利下げに転じるとの見方から、米長期金利の低下基調が鮮明になっていることも、PER(株価収益率)の高いグロース(成長)株の多い新興市場を支えた。
グロース250とグロースCoreは大幅続伸。
東証グロース市場250指数の終値は前日比16.93ポイント(2.51%)高の691.58だった。
 
グロース市場ではウェルスナビやカバー、弁護士COMが上昇した一方、ジーエヌアイやインテグラルが下落した。
値上がり銘柄数400、値下がり銘柄数145と、値上がりが優勢だった。
 
きょう27日に東証グロース市場に新規上場したユトリは公開価格(2520円)を309円(12.26%)上回る2829円で初値を付けた。終値は初値比230円(8.13%)安の2599円だった。 
 
個別では、ジィ・シィ企画、ジェイック、売れるネット広告社がストップ高。シルバーエッグ・テクノロジー、Welby、トリプルアイズは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイドグループ、雨風太陽、ヒューマンテクノロジーズ、ウェルスナビ、ナレルグループなど6銘柄は年初来高値を更新。ルーデン・ホールディングス、データセクション、イーディーピー、モダリス、グリッドが買われた。
 
 一方、アミタホールディングス、ソフトフロントホールディングス、ジェネレーションパス、テックファームホールディングス、フィスコなど43銘柄が年初来安値を更新。かっこ、シャノン、パルマ、コラボス、QPS研究所が売られた。
 
 

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