大発会の東京株式市場は、売り優勢のスタートになりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、3万2900円-3万3400円を想定。(12月29日終値3万3464円17銭)
3日の米国市場は、NYダウが284ドル安、ナスダックは173ポイント安だった。リッチモンド連銀のバーキン総裁が講演で、追加利上げの選択肢も依然あると言及したため早期の利下げ期待が後退し、利益確定の売りが優勢となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録でも長期にわたり金融引き締め策を維持する方針が再確認されると、終盤にかけ下げ幅を拡大した。
続落後も弱含みの展開か。現地3日の欧米株式が下落した動きを受け、売り先行スタートとなりそう。昨年末から手がかり材料に乏しい状況が続くが、1日に「令和6年能登半島地震」が発生したことから、災害復興に関連した銘柄に物色の矛先が向かう場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=143円台の前半(12月29日は141円39-41銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の半ば(同156円45-49銭)と小動き。対ドルでの円安を受け、輸出関連銘柄には見直しの動きがみられそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同29日の大阪取引所清算値比385円安の3万3065円だった。
【主な経済指標・スケジュール】
4(木)
【国内】
大発会
【海外】
米12月ADP雇用統計(22:15)
《米決算発表》
ラム・ウェストン、コナグラ・ブランズ、ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
