【寄り付き概況】
9日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前週末比327円41銭高の3万3704円83銭。
3連休明けとなった東京株式市場だが、前日の米国株市場で主力ハイテク株中心に大きく買いが優勢となったことで、これに追随する動きとなっている。
米株市場では米10年債利回りの低下を好感して高PER株への買い戻しが活発化しており、ナスダック総合株価指数の上昇が目立った。
これを受け半導体関連などをはじめハイテク系グロース株に有利な流れとなっている。日経平均株価は3万3000円台後半を目指す展開で、場合によっては昨年7月3日につけたバブル崩壊後高値の更新を視界にとらえる場面もありそうだ。
日経平均への寄与度が高い東エレクやアドテストなど値がさの半導体関連株が買われ、相場全体を押し上げている。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)やダイキンが高い。中外薬やテルモ、第一三共が上昇した。ファナックや安川電、デンソーが買われた。一方、アステラスやトヨタが安い。川崎汽や郵船、商船三井など海運株も売られている。
