東証グロース市場は資本効率の改善が進むとの期待から東証プライム市場の大型株に関心が向かい、東証グロース市場に上場する銘柄からは個人投資家の資金が出やすくなっている。
グロースCoreは反落。東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前週末比3.32ポイント(0.47%)安の705.44だった。12日の米長期金利の低下を背景に高PER(株価収益率)のグロース市場銘柄は買いが入り、指数はやや高く始まったが続かなかった。
東証はきょうから資本コストや株価を意識した経営に向けた取り組みを開示した企業一覧の公表を始める。
市場では「PBR(株価純資産倍率)が高い銘柄が多いグロース市場に上場する銘柄にとって東証の要請が中心のテーマではないため、こうした側面からも証券会社の営業担当としてはグロース市場の銘柄を顧客にすすめにくい」との声が聞かれた。
グロース市場ではカバーやジーエヌアイが下落した。一方、QPS研究所やプログリットは上昇した。
値上がり銘柄数229、値下がり銘柄数299と、値下がりが優勢だった。
個別ではデータセクション、ジィ・シィ企画、ティムスがストップ高。クックビズ、ジャパニアスは一時ストップ高と値を飛ばした。ドラフト、ライズ・コンサルティング・グループ、リニューアブル・ジャパンなど4銘柄は昨年来高値を更新。ELEMENTS、スマートドライブ、笑美面、エフ・コード、S&Jが買われた。
一方、バリュエンスホールディングスがストップ安。ジェイフロンティアは一時ストップ安と急落した。ネットスターズ、yutoriなど3銘柄は昨年来安値を更新。エコモット、キャスター、GRCS、アスタリスク、プロディライトが売られた。
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