「弛緩」
「2年国債と10年国債の利回り格差はマイナス0.17%に縮小」
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って下落。
モルガン・スタンレーとゴールドマン・サックスの強弱まちまちの決算が銀行株を軟調にした。
ボーイングとアップルに売りが先行。
ボーイングは約8%下落
アップルは 競争が激化する中国スマートフォン市場でiPhoneの異例の値下げに踏み切ったことが嫌気された。
FRBのウォラー理事のコメント。
「FRBが2%とするインフレ目標の達成は射程圏内にある。
しかしインフレ率の低下が持続すると明確になるまで利下げを急ぐべきでない」とコメント。
これでFRBが3月にも利下げを開始するとの見方は後退した。
アドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)が8.3%急伸。
バークレイズのアナリストがAMDを含む半導体メーカーの株価目標を引き上げたことを好感。
エヌビディアは3%高となり過去最高値を更新した。
バークレイズの投資家向けメモ。
「エヌビディアは現在、高度なAI半導体市場で圧倒的な地位を占めている。
AMDは今年、顧客への自社製半導体の納入を増やすことで地位を強固なものにすると予想」
債券利回りは上昇。
FRBと欧州中央銀行(ECB)当局者から市場の利下げ観測を牽制する発言が相次いだ。
先週末に見られていた国債利回りの低下が連休明けの取引で反転したとの解釈。。
FF金利先物は現在、年内に合計1.5%ポイントを超える利下げが実施されるとの見方を織り込む水準。
一方、FRBは年内に合計0.75%の利下げが実施されるとの予測を示している。
2年国債と10年国債の利回り格差はマイナス0.17%。
10年国債利回りは4.054%。
5年国債利回りは3.933%。
2年国債利回りは4.221%。
ドルは上昇し一時1カ月ぶりの高値水準。
FRBが3月に少なくとも0.25%の利下げを実施する可能性は66.9%。
前日は81%だった。
ドル円は147円台後半。
一時12月7日以来の高値147.31円をつけた
WTI原油先物2月物は前日比0.28ドル(0.39%)安の1バレル=72.40ドル。
ビットコインは1.39%上昇し4万3272ドル。
SKEW指数は140.36→143.81→139.94。
恐怖と欲望指数は70→70。
(昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。
火曜のNYダウは231ドル(0.62%)安の37361ドルと続落。
高値37543ドル、安値37201ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは141.29%(前日148.17%)。
NASDAQは28ポイント(0.19%)安の14944ポイントと7日ぶりに反落。
高値15004ポイント、安値14863ポイント。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは101.65%(前日107.40%)。
S&P500は17ポイント(0.37%)安の4765ポイントと反落。
高値4782ポイント、安値4747ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは126.83%(前日134.55%)。
ダウ輸送株指数127ポイント(0.83%)安の15342ポイントと3日続落。
SOX指数は53ポイント(1.32%)高の4105ポイントと反発。
VIX指数は13.84(前日12.70)。
NYSE売買高は10.45億株(前日8.54億株)。
3市場の合算売買高は130億株(前日105.7億株。過去20日平均は121億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比205円高の35855円。
ドル建ては大証日中比255円高の35905円。
ドル円は147.18円。
10年国債利回りは4.054%。
2年国債利回りは4.221%。
「信用倍率は3.95倍に低下」
火曜の日経平均は寄り付き8円高。
終値は282円(▲0.79%)安の35619円と7日ぶりに反落。
5日ぶりに新値追いは止まった。
高値35955円。
安値35587円。
SQ値36025円は残念ながら「幻のSQ値」で3敗。
日足は2日ぶりに陰線。
1月9日は33568円→33600円にマド。
11日は34539円→34849円にマド。
12日は35157円→35557円にマドで2空。
TOPIXは20.62ポイント(▲0.82%)安の2503ポイントと9日ぶりに反落。
連日の新値追いは止まった。
TOPIXコア30指数は7日ぶりに反落。
プライム市場指数は10.63ポイント(▲0.82%)安の1288.50と9日ぶりに反落。
東証スタンダード指数は反落。
東証グロース250指数は3.17ポイント(▲0.45%)安の706.96と3日ぶりに反落。
25日移動平均線からの乖離は△2.7%(前日△3.18%)。
プライム市場の売買代金は3兆9416億円(前日4兆144億円)。
6日ぶりに4兆円割れ。
値上がり245銘柄(前日1299銘柄)。
値下がり1381銘柄(前日321銘柄)。
新高値154銘柄(前日235銘柄)。
8日連続で3ケタ。
新安値4銘柄(前日4銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは113.45(前日129.08)。
東証グロース市場の騰落レシオは82.57(前日84.46)。
NTレシオは14.23倍(前日14.22倍)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
TOPIXは10勝2敗で83.33%。
東証グロース市場指数は9勝3敗で75.00%。
上向きの25日線(33584円)からは△6.06%(前日△7.18%)。
13日連続で上回った。
上向きの75日線は32690円。
23日連続で上回った。
上向きの200日線(31809円)からは△11.98%(前日△13.01%)。
198日連続で上回った
上向きの5日線は35317円。
6日連続で上回った。
13週線は33279円。
26週線は32723円。
いずれも上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.881%(前日▲17.164%)。
買い方▲4.325%(前日▲3.683%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲11.058%(前日▲8.696%)。
買い方▲19.785%(前日▲19.297%)。
空売り比率は40.6%(前日36.3%、2日ぶりに40%超)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は7.3%(前日7.3%)。
8月18日が8.2%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
1月12日時点の信用売り残は1705億円増の8736億円。
3週ぶりに増加。
同信用買い残は1638億円減の3兆4542億円。
4週連続で減少。
信用倍率は3.95倍(前週5.15倍)。
8週ぶりに3倍台。
日経VIは21.20(前日22.47)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは15.71倍(前日15.82倍)。
6日連続で15倍台。
9月19日は16.26倍だった。
前期基準では17.12倍。
EPSは2267円(前日2269円)。
12月28日が2278円。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは12月20日2290円。
225のPBRは1.39倍(前日1.40倍)。
BPSは25625円(前日25644円)。
日経平均の予想益回りは6.37%。
予想配当り利回りは1.84%。
指数ベースではPERは21.31倍(前日21.48倍)。
EPSは1671円(前日1671円)。
PBRは1.91倍。
BPSは18648円(前日18601円)。
10年国債利回りは0.590%(前日0.555%)。
プライム市場の予想PERは15.91倍。
前期基準では17.46倍。
PBRは1.35倍。
プライム市場の予想益回りは6.28%。
配当利回り加重平均は2.14%。
プライム市場の単純平均は34円安の2917円(前日は2951円)。
プライム市場の売買単価は2570円(前日2773円)。
プライム市場の時価総額は889兆円(前日897兆円)。
ドル建て日経平均は243.63(前日244.99)と6日ぶりに反落。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比205円高の35855円。
高値36190円。安値35490円。
週明けの大証夜間取引終値は日中比210円高の35860円。
気学では水曜が「高下して後場変化すること多し」。
木曜が「安値にあると急伸することあり。押し目買い良し」。
金曜が「押し目買いの日なれ上寄り高き時は見送り良し」。
ボリンジャーのプラス1σが34541円。
プラス2σが35497円。
プラス3σが36454円。
週足のボリンジャーのプラス1σが34507円。
プラス2σが35735円。
プラス3σが36692円。
アノマリー的には「リーマンショック以降株高の日」。
《今日のポイント1月17日》
(1)火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って下落。
10年国債利回りは4.054%。
5年国債利回りは3.933%。
2年国債利回りは4.221%。
ドル円は147円台後半。
SKEW指数は140.36→143.81→139.94。
恐怖と欲望指数は70→70。
(昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。
(2)ダウ輸送株指数127ポイント(0.83%)安の15342ポイントと3日続落。
SOX指数は53ポイント(1.32%)高の4105ポイントと反発。
VIX指数は13.84(前日12.70)。
NYSE売買高は10.45億株(前日8.54億株)。
3市場の合算売買高は130億株(前日105.7億株。過去20日平均は121億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比205円高の35855円。
(3)プライム市場の売買代金は3兆9416億円(前日4兆144億円)。
6日ぶりに4兆円割れ。
値上がり245銘柄(前日1299銘柄)。
値下がり1381銘柄(前日321銘柄)。
新高値154銘柄(前日235銘柄)。
8日連続で3ケタ。
新安値4銘柄(前日4銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは113.45(前日129.08)。
東証グロース市場の騰落レシオは82.57(前日84.46)。
NTレシオは14.23倍(前日14.22倍)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
(4)上向きの25日線(33584円)からは△6.06%(前日△7.18%)。
13日連続で上回った。
上向きの75日線は32690円。
23日連続で上回った。
上向きの200日線(31809円)からは△11.98%(前日△13.01%)。
198日連続で上回った
上向きの5日線は35317円。
6日連続で上回った。
13週線は33279円。
26週線は32723円。
いずれも上回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.881%(前日▲17.164%)。
買い方▲4.325%(前日▲3.683%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲11.058%(前日▲8.696%)。
買い方▲19.785%(前日▲19.297%)。
(6)空売り比率は40.6%(前日36.3%、2日ぶりに40%超)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は7.3%(前日7.3%)。
8月18日が8.2%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
1月12日時点の信用売り残は1705億円増の8736億円。
3週ぶりに増加。
同信用買い残は1638億円減の3兆4542億円。
4週連続で減少。
信用倍率は3.95倍(前週5.15倍)。
8週ぶりに3倍台。
日経VIは21.20(前日22.47)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは15.71倍(前日15.82倍)。
6日連続で15倍台。
9月19日は16.26倍だった。
前期基準では17.12倍。
EPSは2267円(前日2269円)。
12月28日が2278円。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは12月20日2290円。
225のPBRは1.39倍(前日1.40倍)。
BPSは25625円(前日25644円)。
日経平均の予想益回りは6.37%。
予想配当り利回りは1.84%。
指数ベースではPERは21.31倍(前日21.48倍)。
EPSは1671円(前日1671円)。
PBRは1.91倍。
BPSは18648円(前日18601円)。
10年国債利回りは0.590%(前日0.555%)。
(8)プライム市場の単純平均は34円安の2917円(前日は2951円)。
プライム市場の時価総額は889兆円(前日897兆円)。
ドル建て日経平均は243.63(前日244.99)と6日ぶりに反落。
(9)ボリンジャーのプラス1σが34541円。
プラス2σが35497円。
プラス3σが36454円。
週足のボリンジャーのプラス1σが34507円。
プラス2σが35735円。
プラス3σが36692円。
アノマリー的には「リーマンショック以降株高の日」。
今年の曜日別勝敗(1月16日まで)
↓
月曜1勝0敗
火曜1勝1敗
水曜1勝0敗
木曜1勝1敗
金曜2勝0敗
「この程度の下げ」。
この無責任な言葉が妙に耳についた。
2613円の6日続伸に対して300円程度の下落。
確かに「大した下げ」ではないのかも知れない。
しかし・・・。
「大した下げではなく戻るはず」と言いながら38915円から2万円まで一気に下げたのが90年の相場。
「2万円は割らないだろう」という安易な相場観は全く当たらず結局8000円割れまで行ってしまった。
曖昧模糊とした相場観ではなく、少なくとも下げの背景の数字と材料を評価することが必要だろう。
それもせずに「大した下げではない」はそれこそ無責任だと思う。
相場観はこうして弛緩していってしまうのである。
結果的に株価は戻るのだろうが、こういう相場解釈が役に立つとは思えない。
相場は日々の値動きの積み重ねの世界。
だから日々数値を確認することが大切になる。
そして相場の原因と結果は「陰と陽」。
いいかえれば「光と影」。
光の原因も影の原因も正体見れば「枯れ尾花」であることは多い。
ジェフリーズの11日付リポート。
「バイデン・バスケット(インフラ投資法の受益者)とトランプ・バスケット(トランプ減税の受益者)。
「今年の選挙中に焦点が当たる可能性がある」との解釈。
★バイデン・バスケット
ティッカー 名称
@CAT/U キャタピラー
@GE/U GE
@ETN/U イートン
@PH/U パーカー・ハネフィン
@TDG/U トランスダイム・グループ
@TT/U トレイン・テクノロジーズ
@PCAR/U パッカー
@GWW/U WWグレインジャー
@URI/U ユナイテッド・レンタルズ
@IR/U インガーソール・ランド
★トランプ・バスケット
@MCD/U マクドナルド
@NKE/U ナイキ
@SBUX/U スターバックス
@TJX/U TJX
@CMG/U チポトレ・メキシカン・グリル
@ORLY/U オライリー・オートモーティブ
@AZO/U オートゾーン
@YUM/U ヤム・ブランズ
@GRMN/U ガーミン
@ULTA/U アルタ・ビューティー
トレーダーズ・アルマナックによれば、1月オプション満期週の米株には弱いジンクスがあるという。
NYダウは1990年以降、オプション満期週に上昇12回、下落が13回。
平均騰落率はマイナス0.89%。
オプション満期日に限っても上昇13回、下落が122回で同マイナス0.15%%だった。
JPモルガンの9日付リポートは「2024年の戦略的・長期的投資テーマのトップ10」。
「2024年の見通しはその大部分が米国次第であり、すべてが良性に転じるとは限らない。
が、良くも悪くも新しい世界秩序における米国の優位はまだ終わっていない」。
(1)市場はソフトランディングのシナリオに走ったが、
マクロ的な見通しはソフトランディングとハードランディングが互角の確率であることに変わりはない。
(2)国内政治が地政学を再形成する選挙の年にあたる。
ポピュリズム政治は、世界経済が正式な制度の外にある新しいネットワークや同盟に分離し続けることに貢献している。
地域主義と 「ミニ・ラテラリズム」 への引力が続いている。
(3)脱グローバル化、脱ドル化、脱人口といった3つの「D」は長期的なトレンドであるが、よく理解されていない。
これら3つのDは、金利上昇、インフレ率の若干の上昇またはより不安定な上昇、特に発展途上国における成長の鈍化、
そして企業収益の低下を指し示している。
(4)資本、技術、貿易、人の国境を越えた移動を制限する商業政策の潮流は今後も続き、
産業政策の復活が独占禁止法のリスクより優先される。
(5)新興国の債券と株式の上昇率が1桁台であることから、米国の債券で5%以上のリターンを得ることが出来るのに、
何故、わざわざ新興国に投資するのかという疑問が生じる。
(6)米中競争が激化する中、新技術が新たな脅威をもたらす。
戦略的競争は、究極的にはAI(人工知能)をめぐる技術戦争であり、ゲームチェンジャーとなる可能性がある。
(7)需給バランスとその結果としての石油在庫の変化は、原油価格を決定する上で戦争よりも重要であり続けるだろう。
当社の商品ストラテジストが24年に推奨する唯一の構造的強気材料は金と銀の保有である。
(8)気候変動は、資金調達の課題、債務の持続可能性、政治的実現可能性というトリレンマに直面している。
この議論は、目標を共有することにとどまらず、資金調達の問題を解決するための課題へと移行している。
(9)60・40ポートフォリオがカムバックを果たす中、債券の保有比率はまだ低い。
家計の株式アロケーションは過去10年間で35%まで上昇したが、
債券のアロケーションは依然として大幅に不足している。
(10)オルタナティブ資産クラスへの資金調達とリスク選好は引き続き堅調である。
非公開資産と公開市場のバリュエーションに大きな開きがあるにもかかわらず、
資金調達の見通しは依然として健全である。
マクロのボラティリティが高まる中、ヘッジファンドが引き続きアウトパフォームすると予想。
ヘッジファンドへのアロケーションを維持する。
東京株式市場で個人投資家への関心が高まっているという。
QUICKが15日発表した1月の株式月次調査。
最も注目する投資主体を聞く設問に「個人」と答えた割合が23%。
2014年1月調査以来、10年ぶりの高水準を記録した。
新たな少額投資非課税制度(NISA)が始まり、個人からの資金流入が相場を支えると期待されている。
14年1月は従来の一般NISAが導入された時期。
アベノミクス相場初期の急騰の反動で相場は一時調整するなか、個人マネーへの関心が高まっていた。
各投資主体の動向が相場にどう影響するかをみる指数で「個人」は70.9。
前月から6.8ポイント上昇した。
14年2月調査以来の高水準だった。
同指数は各主体が今後6カ月で株式相場にどのようなインパクトを与えると予測するかを聞き、回答を重み付けして算出。
50が中立を示し、数値が大きいほど上昇要因として期待されていることを映す。
1月SQ値36025円は1990年3月SQ値(3万4167円37銭)を上回った。
「今後は1989年12月SQ値(3万8117円59銭)を目指す展開に期待」という格好。
◇━━━ カタリスト━━━◇
高千穂交易(2676)・・・動兆
独立系技術商社。
クラウドサービス、商品監視、入退室管理などシステム機器とデバイスが中核。
オフィス向け入退室管理が堅調。
デバイスも産機向け電子部品の受注残消化進み、伸長。
好採算のクラウドサービスは新規契約が増加。
ネットワークなどの稼働可視化する新サービスに期待。
好業績。
(兜町カタリスト櫻井)
