【寄り付き概況】
28日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比72円72銭高の3万3520円39銭。
強弱観対立のなか足もとで全体相場は方向感の見えにくい地合いとなっている。
前日の米国株市場ではNYダウが小幅反落したほか、相対的に頑強な値動きを示したナスダック総合株価指数も大引けはわずかながら安く引けた。東京株式市場でも売り買いともに手掛かりを欠く状況で、日経平均は3万3000円台半ばでもみ合う展開が想定される。
日経平均への寄与度の大きいファストリはじめ値がさ株の一角が上昇している。
ただ、日経平均は下げに転じる場面も目立つ。前日の米株式相場は小幅安で終えたほか、外国為替市場では円相場が円高・ドル安方向に振れるなど日本株の上値を追う材料には欠いている。年初来高値近辺で日経平均の高値警戒感も引き続き意識されやすいなかで、上値では売りが出ている。
東証株価指数(TOPIX)は小動き。
個別では、アドテスト、ニトリHD、ソフトバンクグループ(SBG)が高い。一方、第一三共、デンソー、オリンパスが安い。
