反落スタート、日銀会合に警戒感

【寄り付き概況】
 

18日日経平均株価は反落して始まった。始値は前週末比201円32銭安の3万2769円23銭。
 
前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに7連騰と引き続き上昇基調を維持し、ダウは史上最高値更新が続いている状況にある。米長期金利の低下を背景に株式市場の相対的な割高感が緩和されているが、FRB高官の相次ぐタカ派的な発言によって上値も重くなっている。
 
東京株式市場では日銀の金融政策決定会合の結果をあすに控えており、これを前に様子見ムードは拭えず積極的な買いポジションは取りにくい。一方、外国為替市場で円高がそれほど進んでいない点は市場センチメントの改善につながり、日経平均は下値抵抗力も発揮しそうだ。
 
 
市場では日銀は今会合で現状の金融政策を据え置くとの見方が多いものの、早期にマイナス金利解除に動くとの観測がくすぶっている。日米の金利差縮小による為替の急変動などへの警戒もあり、トヨタなど自動車株が下落している。前週の日経平均は週間で662円(2.05%)上昇しており「利益確定目的の売りが出やすくなっている」との見方もあった。
 
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
 
個別では、三井不やシャープ、三菱マが下落している。一方、川崎汽や郵船、商船三井が上昇している。
 
 
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