値下がり優勢、小口売りに押される展開

 
東証グロース市場は米国の金利上昇を受けて成長株の買いが手控えられ、小口売りに押される展開となった。東証マザーズ指数、グロースCoreはともに反落。東証マザーズ指数は前日比13.52ポイント安の659.51と3日ぶりに反落し、年初来安値を更新した。2022年7月以来およそ1年3カ月ぶりの安値となった
東証グロース市場では、ジーエヌアイやビジョナル、カバーが下落した。一方、アディッシュやフリーは上昇した。
値上がり銘柄数130、値下がり銘柄数387と、値下がりが優勢だった。
 
市場関係者は新興企業株について「ボラティリティーが低下し、商いも低調」(大手証券)、「見切り売りが続いている」と懸念する声が増えている。プライム市場上場のバリュー株に対する関心が依然として強く、積極的な買い注文が入りにくくなっているという。
 
個別では、ログリーがストップ高。アジャイルメディア・ネットワークは年初来高値を更新。テクノロジーズ、アディッシュ、リンクバル、オンコリスバイオファーマ、ニューラルグループが買われた。
 
一方、Atlas Technologiesがストップ安。G-FACTORY、ティーケーピー、データホライゾン、フーバーブレイン、グローバルウェイなど47銘柄は年初来安値を更新。ケイファーマ、ペルセウスプロテオミクス、フレクト、ハイアス・アンド・カンパニー、バリュエンスホールディングスが売られた。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次