東証グロース市場は、昨年6月以来の安値水準だった。日本時間23日午前の取引で米長期金利が上昇し、相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)銘柄が多い新興株市場は売りが続いた。
グロースCore、東証マザーズ指数はともに大幅安。東証マザーズ指数の前引けは前週末比20.00ポイント(3.04%)安い637.30と市場は「このところマザーズ指数の下げがきつく、個人投資家はグロース(成長)銘柄に資金を振り向けにくい。買い手不在の状態が続いている」と話す。
東証グロース市場ではスマレジやインフォRが売られた。一方、アイスペースやペルセウスは買われた。
値上がり銘柄数84、値下がり銘柄数434と、値下がりが優勢だった。
きょう東証グロース市場に上場した、ネット通販業者向けのマーケティング支援を手掛ける売れるネットは公開価格(910円)を73円(8.02%)下回る837円で初値を付けた。前場の終値は818円だった。
個別では、ペルセウスプロテオミクスがストップ高。キャンバス、Delta-Fly Pharmaは一時ストップ高と値を飛ばした。SKIYAKIは年初来高値を更新。メイホーホールディングス、ロジザード、HYUGA PRIMARY CARE、ispace、エムビーエスが買われた。
一方、monoAI technologyがストップ安。ケアネット、フルッタフルッタ、ティーケーピー、ビリングシステム、データホライゾンなど69銘柄は年初来安値を更新。エスユーエス、INFORICH、日本リビング保証、スマレジ、ACSLが売られた。
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