【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数 FTSE100 7374.83(-27.31)
23日のFTSE100種総合株価指数は4日続落した。前週末に比べ27.31ポイント(0.36%)安の7374.83で引けた。米長期金利が一時5%台に上昇するなど、欧米の長期金利が高い水準で推移していることが、引き続き重荷となった。原油先物相場の下落を背景にエネルギー株が下げた。ただ、23日の原油先物相場の下落はインフレ懸念の緩和にもつながり、株価を下支えした面もある。 スイス系のグレンコアなど資源株にも売りが優勢だった。
FTSEの構成銘柄では、産金大手フレスニロが4.68%安と下落幅トップ。アストラゼネカは3.16%安、通信大手BTは2.85%安と続いた。一方、ブックメーカーのフラッター・エンターテイメントは4.06%高、オンライン食品販売大手オカド・グループが3.84%高だった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数 DAX 14800.72(+2.25)
23日のドイツ株価指数(DAX)は4営業日ぶりに小幅に反発した。前週末比2.25ポイント(0.01%)高の1万4800.72で終えた。欧米の金利が水準を切り上げたのが投資家心理の重荷となり、指数は前週末の終値を下回って推移する時間帯が目立った。英国時間同日午後の取引で米国やドイツの長期金利が上昇幅を縮めると、DAX指数は持ち直した。 化学大手コベストロに買いが続くなど、工業や素材関連の株に買いが入った。金融株も上昇した。一方で、20日夕に2023年12月期通期の営業利益率見通しを引き下げたと伝わった自動車のフォルクスワーゲンは下落した。
個別では、素材化学大手コベストロが2.53%高、通販大手ザランドが2.37%高、医療機器のシーメンス・ヘルシニアーズが2.30%高と買われた一方、医療大手メルク(2.65%安)や製薬大手サリトリアス(2.42%安)、高級車ブランドのポルシェ(1.84%安)が売られた。
■フランス・パリ株価指数 CAC40 6850.47(+34.25)
フランスCAC40種指数は0.50%高だった。エネルギーの供給懸念後退による値下がりも下押し要因となった。
