値上がり優勢、値頃感からの買い

 
東証グロース市場は、値頃感からの買いなどが株価を下支えし、東証マザーズ指数は反発した。ただ、グロース市場全体の売買代金が今年2番目の低水準になるなど、商いは伸びなかった。
この日も大手銀行株や決算発表銘柄などプライム市場で大きく動く銘柄に個人の資金が吸い取られる形となった。これまでの下落過程で持ち高の整理も進んだのか、売りの勢いも鈍く、「新興企業市場は、投資家が離散しているような状態だ」との指摘があった。
グロースCore、東証マザーズ指数はともに堅調。東証マザーズ指数の終値は前日比7.42ポイント(1.16%)高い648.36だった。午後に日経平均株価の上昇を受けて、投資家心理が上向いた。
東証グロース市場では、サンウェルズやJTOWERが上昇した。一方、デルタフライやQDレーザは下落した。
値上がり銘柄数354、値下がり銘柄数168と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、アクアラインがストップ高。Aiming、メドレックス、勤次郎、エコナビスタ、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所が買われた。
 
 一方、アジャイルメディア・ネットワークがストップ安。ルーデン・ホールディングスは一時ストップ安と急落した。FRONTEO、博展、アマナ、農業総合研究所、ユナイテッド&コレクティブなど61銘柄は年初来安値を更新。アルー、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、テクノロジーズ、ベイシス、アイドマ・ホールディングスが売られた。
 

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