堅調展開か

11月1日の東京株式市場は、続伸後も堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万1000円-3万1600円を想定。(10月31日終値3万858円85銭)
 
米国株は上昇。ダウ平均は123ドル高の33052ドルで取引を終えた。キャタピラーが決算で大きく売られており、序盤では下げ幅を3桁に広げる場面もあった。しかし、売り一巡後はFOMCの結果発表を前に買い戻しが入り、プラス転換。上げ幅を広げて高値圏で終了した。
 
きのう10月31日の日銀金融政策決定会合の結果を受けた上昇に加え、現地同31日の米国株式が上昇した動きもあり、買い先行スタートとなろう。
 
本日は場中にトヨタが決算を発表予定。内容の悪いものは売られるだろうが、商いが厚みを増すことで全体としてはリスクオンの様相が強まる公算が大きい。高く始まり、場中は下げづらく上げやすい地合いが続くと予想する。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の半ば(10月31日は150円28-30銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の前半(同159円60-64銭)と円安に振れており、輸出関連銘柄を中心にしっかりした動きが見込まれる。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所清算値比505円高の3万1355円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■イチケン <1847>
上期経常を一転15%増益に上方修正、通期も増額、配当も10円増額。
 
■東京エレクトロン デバイス <2760> 
今期経常を一転8%増益に上方修正・最高益、配当も実質12%増額。
 
■第一稀元素化学工業 <4082> 
上期経常を3.3倍上方修正、通期も増額。
 
■旭有機材 <4216> 
今期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額。
 
■リアルゲイト <5532>
今期経常は21%増で6期連続最高益更新へ。
 
■アイ・アールジャパンホールディングス <6035> 
上期経常が68%増益で着地・7-9月期は赤字縮小。
 
■三菱化工機 <6331> 
今期最終を一転31%増益に上方修正・16期ぶり最高益、配当も20円増額。
 
■三菱電機 <6503> 
上期最終が61%増益で着地・7-9月期も51%増益。
 
■ワコム <6727> 
今期経常を16%上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の8.41%にあたる1300万株(金額で65億円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■村田製作所 <6981> 
今期最終を37%上方修正。
 
■田中精密工業 <7218>
今期経常を40%上方修正、配当も4円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.53%にあたる15万株(金額で1億1790万円)を上限に、11月1日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■ユタカ技研 <7229>
今期最終を2.7倍上方修正、配当も18円増額。
 
■ミクリード <7687>
今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3.6円増額。
 
■SCREENホールディングス <7735> 
今期経常を5%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■トーイン <7923>
今期経常を3倍上方修正。
 
■中国電力 <9504> 
今期経常を50%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額。
 
■元気寿司 <9828>
今期経常を一転87%増益に上方修正・5期ぶり最高益更新へ。
 
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
 
1(水)
10月新車販売台数(14:00)
10月軽自動車販売台数(14:00)
《決算発表》
トヨタ、アステラス薬、オリックス、日本製鉄、京セラ、TDK、小野薬、協和キリン、三菱ケミG、ローム、CTC、ヤマトHD、TIS、ヤマハ、住友化、ヒロセ電、日油、BIPROGY、サイバエージ、寿スピリッツ、長瀬産、富士急、ネットワン、デクセリアルス、スカパーJ、オルガノ、三菱食品、きらぼし、タカラスタン、ゼリア新薬、ティーガイア、亀田菓

【海外】
中国10月財新製造業PMI(10:45)
パウエルFRB議長会見
米10月ADP全米雇用リポート(21:15)
米9月JOLTS求人件数(23:00)
米10月ISM製造業景気指数(23:00)
《米決算発表》
クアルコム

 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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