【寄り付き概況】
1日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比452円37銭高の3万1311円22銭。前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇した流れを引き継ぎ、買いが先行している。
前日の欧州株市場が英国を除きほぼ全面高に買われたほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上値追い態勢を示し、東京株式市場でも足もとで投資家心理が改善している。
日銀が前日の金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正を決めた。ただ、微修正にとどまったうえ、財務省の為替介入が10月はなかったことが明らかになった。政府・日銀による円買いの為替介入への過度な警戒感が後退し、外国為替市場で1ドル=151円台まで円が売られた。円安進行による輸出企業の業績押し上げ期待から見直し買いが広がっている。
東証株価指数(TOPIX)は続伸して始まった。
個別では、トヨタやホンダ、デンソーが高い。ファストリや東エレク、信越化が上昇した。ファナックやソニーG、三菱商が買われている。一方、アドテストが大幅安。オークマや日精工が売られている。
