東証グロース市場は日米の長期金利上昇への懸念から買いが手控えられ、売りが優勢だった。東証マザーズ指数は反落し、年初来安値(終値で632.29)をやや上回る水準で推移した。
東証プライム市場が活況となったのと対照的に、グロース市場は閑散としていた。
東証マザーズ指数、グロースCoreはともに反落。東証マザーズ指数no終値は前日比6.30ポイント(0.97%)安い642.06だった。外国為替市場で円安・ドル高が進むなかで円安の恩恵が大きい大型株に資金が向かいやすく、新興株には売りが優勢となった。
市場では「商いがスタンダード市場より少ない。中小型株が好きな人が出入りしているだけ」と指摘されていた。
東証グロース市場ではサンウェルズやアクアライン、弁護士COMが下落した。一方、フリーやベイシスは上昇した。
値上がり銘柄数213、値下がり銘柄数305と、値下がりが優勢だった。
個別ではアマナがストップ高。ベイシス、アクアラインは一時ストップ高と値を飛ばした。日本リビング保証は年初来高値を更新。ルーデン・ホールディングス、アイビス、TDSE、メイホーホールディングス、ファンデリーが買われた。
一方、アジャイルメディア・ネットワークがストップ安。ジェイテック、アクセルマーク、ディジタルメディアプロフェッショナル、イメージ情報開発、sMedioなど24銘柄は年初来安値を更新。ドリーム・アーツ、スマートドライブ、ギックス、プロジェクトカンパニー、ベースフードが売られた。
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