続伸スタート、FOMC後の米株高で

【寄り付き概況】
 

 
2日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比385円37銭高の3万1987円02銭。1日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)を受け、米金融引き締めの長期化観測が和らいだ。
 
前日の欧州株市場で主要国の株価指数が揃って上昇したほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも続伸基調を継続した。FOMCの結果は大方の予想通りFRBが利上げを2会合連続で見送ったほか、パウエルFRB議長の記者会見の内容も事前の想定から外れた内容ではなかったことで、マーケットに買い安心感が広がっている。
 
東京株式市場でも前日の欧米株高に追随して、きょうも買い戻し優勢の地合いに。ただ、中東情勢が緊迫化していることは警戒材料となる。また、日経平均は前日に740円あまりの大幅高をみせており、外国為替市場で円安が一服していることもあって、主力輸出株など買い一巡後に伸び悩む可能性はあるだろう。
 
ナスダック総合株価指数の上昇率が大きく、東京市場でも東エレクやアドテストなどハイテク関連株への買いが目立つ。前日に続き、強気に傾いている海外短期筋による投機的な株価指数先物への買いも日経平均を押し上げている。
 
東証株価指数(TOPIX)は続伸して始まった。
 
個別では、丸紅やネクソン、三井不が高い。OLCやジェイテクトも上昇した。一方、資生堂が安い。アステラスやヤマハが下落した。 
 
 
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