9日の東京株式市場は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万2000円-3万2400円を想定。(8日終値3万2166円48銭)
米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇。ダウ平均は40ドル安の34112ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物は上昇スタートを示唆しており、下値は限定的と考える。シカゴ225先物に寄せて高く始まるも、上値追いには慎重になる展開を想定。
きのう8日は、取引終了にかけて底堅い動きとなっていたことや、ナスダック総合指数の上昇もあり、買いが先行するとみられる。
きょう9日は、330社程度が決算発表を予定していることから、引き続き、好業績銘柄への物色が中心になりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の後半(8日は150円67-69銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の半ば(同160円92-96銭)と円安方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比190円高の3万2330円だった。
【好材料銘柄】
■朝日工業社 <1975>
上期経常が12倍増益で着地・7-9月期も4倍増益。
■アップルインターナショナル <2788>
今期経常を8%上方修正、配当も10円増額。
■タイガースポリマー <4231>
今期経常を61%上方修正・7期ぶり最高益、配当も15円増額。
■コスモエネルギーホールディングス <5021>
今期経常を24%上方修正、配当も50円増額。
■西川ゴム工業 <5161>
今期経常を61%上方修正。
■エーアンドエーマテリアル <5391>
上期経常は一転40%増益で上振れ着地。
■新晃工業 <6458>
今期経常を11%上方修正、配当も25円増額。また、配当性向50%(DOE3.5%を下限)を目標とする株主還元の大幅強化を盛り込んだ中期経営計画(25年3月期~27年3月期)を策定。
■三井E&S <7003>
今期経常を50%上方修正。
■ミツバ <7280>
上期経常は4.3倍増益で上振れ着地。
■村上開明堂 <7292>
今期経常を28%上方修正・6期ぶり最高益、配当も40円増額。また、発行済み株式数の7.63%にあたる100万株の自社株を消却する。消却予定日は11月30日。
■パリミキホールディングス <7455>
今期経常を91%上方修正。
■ニッピ <7932>
今期経常を一転93%増益に上方修正・7期ぶり最高益更新へ。
■東陽テクニカ <8151>
今期経常は78%増益、8円増配へ。また、トーキンEMCエンジニアリングの株式を取得し子会社化する。
■トモニホールディングス <8600>
上期経常を一転14%増益に上方修正・最高益更新へ。
■エムティーアイ <9438>
今期経常は2.2倍増益へ。
■北沢産業 <9930>
今期経常を一転11%増益に上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
9(木)
日銀金融政策決定会合の主な意見(10/30~10/31開催分)
10月都心オフィス空室率(11:00)
10月景気ウォッチャー調査(14:00)
30年国債入札
《決算発表》
ソニーG、ソフトバンクG、INPEX、菱地所、日産自、オリンパス、セコム、ネクソン、日清食HD、楽天G、明治HD、千葉銀、トレンド、神戸鋼、飯田GHD、クラレ、アコム、アマダ、ニコン、関西ペ、日揮HD、西武HD、レゾナックHD、住友重、東建物、エア・ウォーター、岩谷産、名鉄、京阪HD、コムシスHD、コカコーラBJH、富士ソフト、ハーモニック、太平洋セメ、三菱マ、ダイワボHD、森永乳、カネカ、Jマテリアル、第一興商、宝HD、五洋建、アンビス、リログループ、大阪ソーダ、共立メンテ、メイテックGHD、平和、ワコールHD、大栄環境、安藤ハザマ、住友倉、アイフル、ニプロ、日清紡HD、クレハ、アトム、ペプチド、古河電、タカラバイオ、スターツ、カバー、スルガ銀、UACJ、理計器、ヨネックス、HUグループ
【海外】
中国10月消費者物価指数(10:30)
中国10月生産者物価指数(10:30)
米30年国債入札
パウエルFRB議長がIMF主催の討論会に参加
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
